劇30 演劇ユニット彗星 第1回公演 【ボレロ】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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演劇ユニット彗星 第1回公演

「ボレロ」


http://blog.livedoor.jp/bollero/



ウイングフィールド


15;00






作 澄谷朝海

演出 渡瀬剛




キャスト陣

・角谷 麻衣 ・千葉 悠平 ・中窪 貴文 ・田村 麻衣 ・扇 つかさ ・大山 茜 ・小牧 竜大 ・槌谷 龍太 ・藤岡 静奈



以下リズム隊

奥田 夏実/国木田 志保/長谷川 桂太/森 静香







【感想】


19歳の激情が放出されていた芝居だった。


身勝手な、愛を知らぬ自己中心的な、一方的な愛。


それが内に入り込めば入り込むほど、病的に精神状態を追い込む。




そしてその解放が破滅へ向かう事など、あらかじめ想定された破滅といっていい。




物語に彩られしは 【哀】。


それも悲劇的なものだ。


マスターベーション的な 【哀】。






キャスト。


個々にまとまっている。


全体的に一方向へ流れているように見えるが、補うべきポイントは見える。


それはやはり完璧に世界へ埋没している者と、少し戸惑っているものとの温度差だ。


これだけの大人数、しかも旗揚げユニット、それはもう仕方がない。


だがそれを消し去る風も見えている。




演出


ベールを使った境界線はなかなか。


炎を布で覆う演出もいい。


後は場面転換をもう少しスムーズにすればなおよし。




さてさて、


いかなユニットに育つのか楽しみだ。