劇221 犯罪友の会 【あやつむぎ】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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10月18日(月)


犯罪友の会 【あやつむぎ】




作・演出 武田 一度

■ 花の役者衆
 中田彩葉 川本三吉 あたたらさよなら 小野正樹 玉置稔 風太郎
 小室恵 疫蝿以蔵 山岡祐太 井上俊和 椿弓里奈 青木春奈
 くいっちゃん かよ 怪人バース サンペー 渡辺奈緒美



【あらすじ】

今がどのような時代なのか?
ただ漠然とした平安が世の中に漂っている百歳以上の方が
二百名も行方不明だなんて猟奇的ですよ
何処に行かれたというのでしょうか?
長寿世界一の裏側はグロテスクな人間の欲と非情さが見えます
世の中全体が老人達に冷淡で冷酷な風潮なのです。

昭和三十年初頭 作家の深沢七郎が描いた小説「楢山節考」で
江戸時代の農民が貧しい村の掟で老いた母親を山に捨てに行く物語で
母と息子の愛情と非情な現実を描いた作品を思い出しました。

しかし、現代の豊かな社会で、それも都会の真ん中で
見捨てられた老人達が町をさまよった果てに行き倒れて
身元不明者とはあまりにも悲しい

このコンクリートの街全体が「ウバ捨て山」だったとは…

平和な時代にご老人が生きる場がないなんて
豊かさがまやかしだとしか思えない
問題の根はあまりにも深そうで誰も解決できないだろうが…
さて、この老人達、ひとりひとりの青春はいかなる時代だったのか?

そのひとりひとりの味わい深い人生の破片でも
描いてみたいと古き昔の男と女の恋の手順を描いてみました

人と人の心の通し方は、今とは少し違っていました

ロマンスがシンプルなのでしょう
大阪の下町の 男と女の恋物語

さて、ロマンスのゆくへは?



【感想】

去年に続き、2回目の参戦である。

野外芝居の何たる甘美なる世界よ!

それはもう・・・・・野外で・・・というだけで「魔法」が成立する。

屋内では決して得る事が出来ない世界観。


水に花火!

そして身体に沁み込む外気。

たまらない。

アナグロであるからこそ、僕らの心の奥に届くメッセージ!


参加者は裏のテントで共同生活をしており、外界とは遮断された世界にいるという。

三吉さんは世間一般のニュースをまったく知らない。

「携帯でニュースとか見ないんですか?」

と、聞くと、

「ここに滞在(2週間以上)していると、他の事が気にならなくなってくる」

と、言われる顔を見て羨ましいと思った。


いつか僕も、テント芝居に関わりたい!


浪漫です!