たっくん文庫 №4
( 「たっくん文庫」って なあに と思われた方は、
こんにちは。
絵本のちからを綴ります。
ひだまり絵本館の花梨です。
たっくん、1歳1ヶ月。
この頃は・・・
絵本を取ってといわんばかりに催促はするものの、
取ってあげると、
「それじゃない!!」って感じで返品・・・
の繰り返し
最後はたいてい、
か、
を、
自分で手に取って、ペラペラとめくる。。。
こんな感じだったそう。
『他の絵本は、読んであげても、
全然 聞いてくれません・・・。』 と ママさん
さて こんな厳しい状況下で、
今回私に 選ばれてしまった絵本は
こちらの二冊でした・・・
おひさま あはは
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「おひさま」の方は、ニコニコはしているけれど・・・。
「おつきさま」にいたっては、とくに反応もなく・・・
・・・・・・・・・・・・。
それでも、ありがたいことに、
たっくんのママさんは、
この絵本はダメだった・・・なんて、
決めつけたりはされませんでした
あきらめないでいてくれましたよ
また様子をみて、
絵本を読むということうを、続けてくれました
「ヤ」な時は、嫌でいい。
無理に読まなくってもいい。
そしてその時とくに興味がなくても、
また少し時間をおいて読んでみたら、
案外、好きになってしまうなんてことも
あるんですよね。
実体験と結びついた時なんて、
とくにそんなことが起きるようです
1歳には1歳の、
2歳には2歳の、解釈・・・といったら固いけど、
興味とか、インパクトとか、気持ちも
変わって当然だと思います。
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さて、今のたっくんはというと、
「おひさまあはは」の
「あはは」のところでは、
いつも一緒に「あはは」と言うんだそう
「あはは」を待ちま構えて言ってくれてる様子がかわいいです
そして、「あれ・・・・・・」というところでも、
一緒に首をかしげて、
最後にママのぽっぺに自分のぽっぺをくっつけてくるんだそう
ママさん嬉しいですね
さて、そして
「おつきさまこんばんは」
これは・・・
『 雲で おつきさまが見えなくなってしまうところで、
イラストの おつきさまとおんなじように、
口がへの字になって
今にも泣きそうになります。
(本当に泣くときもあります!)
私も悲しそうな表情や声で読むので
泣いてしまうのかもしれません。 』
・・・とママさん。
・・・・じ~ん
そういえば、たっくん、
《どんぐりころころ》のうたも、
曲がはじまり出すと、もう泣きそうになって、
聞きたくないといった仕草をするんだそうです。
なぜって
きっと、・・・
山からころがって、お池に はまってしまった
どんぐりさんが、
最後、
やっぱり お山がこいしい・・・と、
泣いてしまう・・・。
どじょうも困ってしまう・・・。
という、ストーリーを もうすでに知っているから、
そのことを、見通して、
悲しくなってしまうようなんです。
イントロで、もう泣きそうになって、
聞きたくない・・・って仕草をするんですよ
じ~ん
心が育つって、こういうことなんでしょうね。
そして、
つらいこと、悲しいことも、
絵本の中でなら・・・・
ママのおひざの上でなら・・・・
乗り越えられます
そうやって、すこしずつ 心も柔らかく
伸びていくのかもしれません。
伸ばしてあげたい ですね
大げさかもしれませんが、
この先、なにか あった時の、柔軟な強さ。
根っこの育つ 大切な時期に、
大好きな人の声で、
絵本や童謡にたくさんふれられた子は
幸せだなあ
なんて思います
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました
絵本講師
絵本セラピスト®
「プレゼントに絵本」推進委員会
会員
ひだまり絵本館 花梨(かりん)