『スリーヘッド最弱理論』検証 (検証編1) | 麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!

麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!

移転します → http://bookmj.blog.fc2.com/

 
こちらの記事 で問題提起したモノの検証を始めます・・・
 
 
前回の記事を読んでない人はまずこちら 
 → 『スリーヘッド最弱理論』検証 (問題提起)

 

 
牌理

 
 A.打・・・ 7種22枚

 B.打・・・ 7種24枚
 
メンゼン前提で『スリーヘッド最弱理論』を使った打牌はBですね。
受け入れ2枚差のリャンシャンテンです。 ← 重要!!

詳しくはこちら → 『 スリーヘッド最弱理論 目


 

A.打を『スリーヘッド最弱理論』否定
B.打を『スリーヘッド最弱理論』肯定と考えます。


ここからは、『A』 『B』と表記し、2つを比べます。

 
 
 
    
 
上は牌姿をブロックに分けたモノ。 綺麗に5ブロック。余剰牌はありません。 ←重要!!

 
 

AとBの両方において、シャンテンが進む有効牌と裏目を数える。
なお、ここで言う「裏目」とは、「AかBのどちらかでシャンテンが進む牌」と言い換えても良い。)
 

マンズブロック・・・2枚、4枚、4枚、2枚、
ピンズブロック・・・4枚、2枚
ソーズブロック・・・4枚、4枚

合計・・・ 8種26枚



マンズブロック()を検証・・・
 
まず、解りやすい部分から・・・

 

(4枚)ツモ ((2枚)ツモも同じ扱い。)
 

A. 牌理

 打で、 5種16枚
 

B. 牌理

 打で、 3種12枚
 
受け入れ枚数が逆転しています。
「リャンシャンテンの受け入れを2枚増やして、イーシャンテンの受け入れを4枚減らしている」という考え方自体は正しい。

Bは以外を打つスタイルもあるが、解りやすいように切りとした。)

 
 

(2枚)ツモ
 
A. 牌理

 打で、 5種16枚


B. 牌理
 打で、 3種12枚
 
ここでも、受け入れ枚数が逆転しています。
 
 

(4枚)ツモ

A.完全裏目 【 牌理

B. 牌理
 打で、 3種12枚
 
Aは完全裏目、リャンシャンテンのまま。
フリテンに受ける人もいるかも知れませんが、ツモ切りを前提にします。)
   
 
 

ここで少し確認しておきたい・・・

●Bは、ツモのときに余剰牌こそ出るが、イーシャンテンになり確実に前進している点。
 
に関しては、Aにおいては完全に裏目。


つまり、余剰牌が出るのは、の4種だが、BがAに対し、実際に劣っているのは、の3種で、逆にに関しては完全にBが有利である。





ピンズブロック()を検証・・・

 
(4枚)ツモ
 
A. 牌理
 打で、 5種16枚
 
B. 牌理
 打で、 5種16枚
 打で、 5種16枚

Bが打なら、Aと同じ形であるし、打・打は受け入れ枚数は同じなので一見同条件だが、選択出来るという点が違う。
実は、これは地味に差が出る。他家の捨て牌や動向で捨て牌を選択出来る為。 ←地味だが重要!!
(※極端な話だと、がカンされたとすればが不要となる。 結果として、打と、打で最大4枚の差が出る。)

 
 

(2枚)ツモ


A. 牌理
 打で、 5種16枚
 
B. 完全裏目 【 牌理
 
Bは完全裏目、リャンシャンテンのまま。
 
 
ソーズブロック()を検証・・・ 

(4枚)ツモ ((4枚)ツモも同じ扱い。)
 
A. 牌理
 打で、 4種12枚

 

B. 牌理
 打で、 4種12枚

同じ形になり、ほぼ同条件。 
正確には、どちらも打牌選択出来るが。上のように打牌する場合が多いと思われる。 また、『どちらも打牌選択出来る』という点を踏まえ、ここでは『ほぼ同条件』とした。)


 
 
 

ここまでで、分かること・・・

 
 

● Bは、ツモのときに余剰牌こそ出るが、イーシャンテンになり確実に前進している。
 

● 完全裏目の枚数は、Aがの4枚。Bがの2枚。
 

のように、打牌選択出来るという点で、地味に差が出るモノもある。
 

を引いた場合に受け入れ枚数は逆転する。 「リャンシャンテンの受け入れを2枚増やして、イーシャンテンの受け入れを4枚減らしている」の考え方自体は正しい。
ただし、「シャンテンが進む有効牌と裏目」を分母とした場合、のどれかを引ける確率は、26分の8。
つまり、「リャンシャンテンで2枚損だが、イーシャンテンで4枚得」と言える効果は、30.8%ほどでしか発生しない。

 

   3種8枚 (分子)
 ――――――――――――――
   8種26枚 (分母)
 (※「シャンテンが進む有効牌と裏目」を分母とした場合) ←重要!!
 


・・・と、ここまで書いたが、ここまでの考え方には、実は大きな見落としがある。
それは、牌姿が変化しないことが前提になっているためだ。
 
コンピュータに計算させると、多くの場合で牌姿の変化を考慮しない。
もちろん計算が難しいと言うのが主な理由である。

人間が手動で変化を見ていくと、さらに大変である・・・(´・ω・`)
だが、それでも次回は、牌姿の変化を詳しく見て行くことにする・・・

 
・・・続く ・・・


ちなみに、書いててもう嫌になってきてるだが、読んでる方は嫌になってないかね? ちゃんと、着いて来てる?(´・ω・`)



クリックすると、管理人のモチベーションが上がります

応援宜しくお願いします^^/