11年度米国財政赤字1.65兆ドル(137兆円)ーオバマ予算教書 | 水谷修・京都府議会議員(宇治・久御山)です。

11年度米国財政赤字1.65兆ドル(137兆円)ーオバマ予算教書

 11年度の米国政府の財政赤字が1.65兆ドル(137兆円)に及ぶ見込みである。オバマ大統領が予算教書にまとめた。戦後最大の財政赤字になり、国会での修正が予想される。
 巨額の赤字を放置すれば経済運営への不信が基軸通貨ドルの信認をも揺るがしかねない。
 米国の政治的・経済的な世界支配の力は、確実に低下している。
 水谷は思う。政界政治を動かしているのは、いまや、中国など米国以外の国の経済や、南米など米国支配から独立した政治の力になってきているのではないだろうか。


ーーーーウォールストリートジャーナル・ジャパンの記事引用ーーーーーーー
11年度の米財政赤字、約1.65兆ドルに大幅増の見込み=予算教書

 【ワシントン】オバマ米大統領は14日、2012会計年度(11年10月-12年9月)の予算教書をまとめた。これによると、11年度の財政赤字 は約1兆6500億ドル(約137兆円)と過去最大に達する見通しで、拡大する米債務への対処を求める圧力が一段と高まる見込み。

 オバマ政権の2人の当局者によると、11年度の財政赤字の拡大見通しは、昨年12月にブッシュ前政権の減税措置の延長が決定されたことが一因。また、財政赤字は国内総生産(GDP)比で10.9%と、第二次世界大戦以来で最大に達する見通し。

 米政権の当局者らは、新年度予算は米国の長期財政課題をめぐる懸念に対処する一方、米政権が景気拡大押し上げに必要だと主張している教育や調査プログラムに対しては一層の資金を拠出するとの見方を示した。

 しかし、オバマ大統領の予算案の歳出削減案が共和党議員の求める削減幅を下回るなか、予算案は米下院で過半数を占める共和党議員に修正される公算が大きい。

 11年度の財政赤字見通しの1兆6500億ドルは、超党派の財政改革委員会が1週間前に明らかにした1兆4800億ドルの財政赤字見通しを大幅に上回る。10年度の財政赤字は1兆2900億ドルだった。

  12年度の予算教書はまた、12年度から向こう3年間、中流階級の多くの国民が代替的最小課税制度(AMT)の対象から外れることを目指す。一方、それによる税収減を穴埋めするために、米政権は寄付金や住宅ローン金利など富裕層に対する税免除に新たな制限を設ける。

 また、今回の予算教書では石油やガス、石炭企業に対する12項目の税控除の縮小を提案する。これにより10年間で460億ドルの税収が見込めるという。

 一方、調査・開発に対する全般的拠出金として1480億ドルを見込んでおり、これには国立衛生研究所での生物医学研究に対する320億ドルが含まれる。
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