陶器と磁器の違い | うつわレッスン

陶器と磁器の違い

今日のうつわレッスンは

『陶器と磁器の違い』



陶器と磁器の違いは

皆さんよくご存じだと思いますが

ちょっとおさらいしてみますね。






陶器をずらり並べてみました。

陶器ならではの味わい、やわらかさを

見た目からも感じますね。



陶器の特徴は、



・原料→土(粘土)

・焼成温度→1200℃前後

・厚み→厚め

・吸水性がある

・お手入れ→少し手間がかかる


山で採取した土(粘土)を使います。

とれる場所によって土の性質が違うので、

各地のやきものは、その土地ならではの

個性を生み出します。



ただ、最近は土を配送できるので

他の土地の土を使うこともあるようですが

今も昔からの製法で、

地元の土を使う窯元もたくさんあります。



磁器よりも低い1200℃前後の温度で焼き上げ、

磁器よりも強度が低いので、磁器より厚手になります。



また土は水を吸うので、

お手入れがひと手間必要です。



(お手入れについてはこちらをご覧ください→





磁器もずらり並べました^^

すっきり、つややかな印象ですね。

たくさん並べて眺めてみると、

陶器と磁器の違いってすごく感じます。



磁器の特徴は



・原料:陶石(石の粉+粘土)

・焼成温度:1250~1450℃

・厚み:薄め

・吸水性がない

・お手入れ:手間がかからない




陶石を砕いて粘土に混ぜます。

焼くと半ガラス質になり、

水を吸わなくなるので

お手入れも特に必要ありません。



陶器よりも高温(1250~1450℃)で焼き上げます。

強度があるので、薄くつくることができます。



陶器は平安時代から焼かれています。

磁器は、江戸時代になってからです。

うつわの歴史についても、またレッスンしたいなあ^^

(私が歴史好きなので^^;)


今日のうつわレッスンは

『陶器と磁器の違い』

でした。



みずたま雑貨店
http://mizutama5.com/





↓ポチッと頂けると嬉しいです^^ 励みになります~


にほんブログ村