こんにちは、獣医師の森本です!
先日、眼科のセミナーに行ってきました👀
今回は網膜の疾患について学んできました。
その中でも「進行性網膜萎縮(PRA)」という病気について紹介したいと思います。
〈網膜とは〉
眼の底に膜状に広がっている組織で、色や光を感じる細胞が多く存在するところで、カメラでいうフィルムの役割を果たします🎞
〈進行性網膜萎縮(PRA)とは〉
網膜に存在する光を感じる細胞に異常が生じて、徐々に網膜が萎縮し、視覚に異常が出て、最終的には見えなくなってしまう病気です。
原因は遺伝性で、ミニチュアダックス、プードル、シーズーなどの犬種が好発犬種としてあげられます。
元々、犬は暗くても視覚が確保できる構造を眼に持っていますが、この病気によってその構造がうまく機能しなくなり、暗いところで物が見づらくなるといった症状がみられます。
〈検査〉
眼の底をみることで、網膜の血管が細くなっていたり、タペタムと言われる光を反射して視神経に情報を伝えるところが異常に反射していたりといった所見を確認することで診断します。
〈治療〉
残念ながらこの病気に対する特効薬は無いと言われています。
しかし、病気の初期から抗酸化剤のサプリメントを飲むことで進行を遅らせることができるとも言われています。
また、この病気に続発して白内障も発生するので、白内障に対する治療も必要になってきます。
〈予防〉
最近、夕方や夜の散歩に行きたがらないなどの症状が見られたら早めに病院来ていただき検査を行い、早期発見することで進行を遅らせることができるかもしれません。
また、そのような症状が無くても好発犬種の子達は定期的に検診をすることをオススメします‼︎
先日、柏のラーメン屋さん探訪をしてきました!
今回は「武士道」というラーメン屋さんに行ってきました🍜