辻井伸行さんのピアノコンサート(サントリーホール)
昨年10月から全国ツアーがなされていた、ピアニスト辻井伸行さんの コンサート 。
東京・赤坂のサントリーホールで聴いてきました。
視覚障害者として生まれながら
ピアノの世界で すごい結果を残し続けている辻井さん。
たとえば↓
●2009年、彼が21歳の時に アメリカでの
「第13回 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で
日本人として初の優勝。
●昨年2012年公開された映画 『はやぶさ ~遥かなる帰還』の
全編音楽を作曲。
多分、ピアノに関わらない人でも 名前はよく知っていると思います。
★ 今回の曲目プログラムは ドビュッシーとショパン。↓
●私はピアノを聴くのが好きなので いろんな人のを聴いていまして
一番のお気には ユンディ・リ、そしてフジ子・ヘミング・・・
辻井さんを聴くのは初めてだったのです。
本は読んでましたけど。(お母様の著書は感動しました)
● CDで聴いて、その音にはあんまり興味持ってなかったの。
響いてこなかった。
(そのCDは アメリカでのコンクールで優勝したときのライブCDでした)
正直、『【目が見えない】という部分で、≪ゲタ履かせてもらってる≫んじゃないの?』
とさえ、思ってたんです。
さらに、演奏する「ショパン」はまあ、定石だから置いとくとして、
≪音楽の印象派~象徴派≫といわれるドビュッシーを
『20代そこそこの男子』がどう弾くのん?と
かな~り偏見な気持ちでいたんですよ。
★それが~初めて生で聴いて、観て。
ぼう然…&そう思ってた自分をすごくすごく反省。
すごい。素晴らしい! 盲目とか全然関係ない!
★ステージのソデから スタッフさんに付き添われ登場してきた辻井さん。
椅子に座って・・・5秒もしないで 即 演奏開始!『アラベスク第一番』。
その音がまた…もー。流れるような「光のきらめき」で。
ひえええ~ドビュッシーだあ…と、心で震えてました。
(その2
へ続く)