水辺のフィールドミュージアム研究会 ~小さな自然再生の実践~ -4ページ目

小さな自然再生のすすめ part2 の開催をお知らせします!!

今年も開催します。
シンポジウム「小さな自然再生のすすめ part 2」。

水辺のフィールドミュージアム研究会 ~小さな自然再生の実践~-sado 水辺のフィールドミュージアム研究会 ~小さな自然再生の実践~-konkuri


昨年の7月に開催しました【小さな自然再生のすすめ】ですが、大勢の方にお越しいただき、しかも大変好評をいただきました。そんなわけで、今年度もパート2として実施することになりました。

昨年度、COP10が名古屋で開催されて、愛知ターゲットが取り決められました。このなかの目標のひとつには、「劣化した生態系のうち15%を自然再生する」という項目があります。しかも、2020年度までに対応するものです。劣化した生態系を回復させるためには、課題を解決するためのアクションなしには実現しません。しかし、大規模な自然再生は、予算と時間がかかるうえ、社会的制約があるために、実施できる件数は限られてしまいます。
自然再生を各地で展開し、愛知ターゲットの目標を達成するためには、小規模な方法で、誰もが参加できる方法、少しでも生態系を復元する工夫をできるだけたくさん紹介して、多くの人が手軽に「小さな自然再生」に取り組めるようにすることが解決策の一つとなります。今回も、各地のユニークな取り組みを紹介して、成功した事例、失敗した事例、ちょっとした技術をみんなで共有したいと思います。

日時  2011年7月18日(祝) 13時から17時45分

場所  兵庫県立人と自然の博物館大セミナー室

主催  水辺のフィールドミュージアム研究会

共催  兵庫県立人と自然の博物館

参加費 800円 (観覧料および資料代を含む)


■ 講演内容
広島県北広島町における半自然草原保全のとりくみ
  白川勝信(北広島市高原の自然館)
広島県芸北地区では,2004年から半自然草原の保全活動が行われています.本発表では,火入れや草刈りを継続するためのしくみを紹介し,その効果を,生態系の保全と社会への影響の2つの視点から報告します.

つながりの再生によるトキの餌場づくり:ちょっとした工夫の重要性
  河口洋一(徳島大学工学部)
佐渡島ではトキ野生復帰が進められ、農家やNPO、行政組織がトキの餌場づく りを行っています。今回は、川と水路、水路と水田の落差を解消する”つながり の再生”について、ドジョウの移動から知った、ちょっとした工夫の重要性についてお話します。

水路に落ちたカエルがのぼれる工夫
  横山稔(建設環境研究所) 松本信雄・野村研(国土交通省 岡山国道事務所)
道路建設に伴って改修した水田脇の集水枡に、カエルなど両生類への環境配慮 として、簡易に施工できる這い出し用のスロープを設置した。設置後、効果の検証実験をしたところ、両生類の利用が確認できた。

生きもの田んぼの楽しみ方~滋賀県高島市の取組みから~
  本多清(アミタ持続可能経済研究所)
滋賀県高島市の「たかしま生きもの田んぼ」では、個々の農家が工夫し、楽しみながら保全活動を展開しています。「稚魚が遡上する魚道づくり」、「簡単!亀かえるスロープの作り方」、「お米を育むビオトープのいろいろ」を紹介します。

キリンビール神戸工場がカワバタモロコを救う
   田中哲夫(兵庫県立大学自然研/兵庫県立人と自然の博物館)
キリンビール神戸工場のビオトープは、絶滅危惧種であるカワバタモロコを放流・育成して、リフュージア型のビオトープとしての重要な役割を果たしています。カワバタモロコの個体数の推移や、このビオトープを通じて各地へと再導入する取り組みが進められています。

竹筋コンクリートと水田魚道を簡単につくる方法
   清水洋平(水辺のフィールドミュージアム研究会)
竹を鉄筋のかわりに用い、さらにセメントの代わりにマグホワイトと呼ばれる中性のソイルセメントを使ってつくる「竹筋コンクリート」の作り方と、コルゲート管をもちいた簡単な水田魚道の作り方と隔壁の調整方法による流況の違いについて、解説します。


■ 申し込み先
 ○電子メールの場合
  mizubefmk@gmail.com 宛に、「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール)を送信ください。

 ○はがき及びFAXの場合
兵庫県立人と自然の博物館「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール等)をご記入ください。

  住所:兵庫県三田市弥生が丘6丁目 FAX 079-559-2033

 *申し込み頂きましたら、こちらから返信させていただきます。電話では申し込みできません。

 (数日たっても返信がない場合は再度お申し込みください)

 *申し込み多数の場合は、先着順にて対応いたします。

 *申し込み締め切りは、7/15(金)までです。


 ■ 終了後は、ささやかながら懇親会を予定しております。

 今年も驚くべきワザがてんこ盛りです!!

ホタルワークショップ

6/11-12 ホタルワークショップ

篠山市の曽地川のホタル再生ワークショップに水辺の会メンバーで参加しました。

Mさんが主催の会です。
水辺メンバーは河川周りを歩き、ホタルの生息、再生によさそうな場所を
地図上に抽出する作業を行います。


   

ホタルの産卵場所としていいのはどこでしょう??
堰の奥(右岸側)に生えたコケかな~。ってふうに、
環境を地図上にチェックしていきます^^

堰の奥のコケ、植生がよさそう。

いかにもホタル水路って感じですね。

この用水路は活用できそうです。日陰だし、水が涸れない。

ホタルがたくさんいそうで・・・いない用水路。
夜間に車のライトが直撃します。

ホタルの成虫がたくさん泊まっている桜の木。


地元の方々への観察会&説明会の様子。

ドジョウとヨシノボリ、ドンコ。

めずらしいセンカイトビケラの一種

おいしいピザも食べました^^♪

今年度の活動予定 (2011年度)

「水辺のFM会」 2011年度の活動計画です。
お気軽にご参加下さい(^^)。新メンバーも募集中です。かたつむり


1) 5/22(日)…池尻川への水制施工
    コンクリート三面張り河川の河床にドリルで穴を開け、手づくりの水制を設置します。

2) 6/11-6/12(土-日)…篠山でホタル祭り
       
3) 6/未定…ザリガニホイホイの事前準備(博物館)

4) 6/26(日)…ザリガニホイホイ作りの実験日(有馬富士公園)
     ソーラーパネルとポンプで、ザリガニを効果的に駆除する方法を探ります。

5) 7/17(日)…小さな自然再生シンポジウムの準備、前日懇親会(勉強会?)
     ザリガニ遡上実験(博物館内)

6) 7/18(月)…小さな自然再生シンポジウム開催(博物館内)

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池尻川の施工

1/16

池尻川にミニ水制を施工しました。

1) 昨日から雪が降ってたので、池尻川は全面凍ってますわんわん!!

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そこで・・・
2) 氷を割り ↓

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3) ドリルで川底に穴をあけ ↓
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4) アンカーボルトで固定します ↓
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5) 完成!!
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ウミホタル観察会

10/2 (土)




夕方5時~、人と自然の博物館のM先生主催、


ウミホタル観察会へお手伝いに行ってきました。




場所はJR須磨駅前の砂浜です。




ウミボタルを捕まえるのも見るのも初めてでしたが、


お手伝いとはいえ、とても楽しかったです。


久しぶりの海も気持ちよく、川もいいけど、


やっぱり海っていいなぁ~と思いました恋の矢






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須磨海岸 ちょうど満潮です。水は瀬戸内海なので、そこそこ色つきですが、景色はGoodですね。




水辺のフィールドミュージアム研究会 ~小さな自然再生の実践~


観察会参加者がぞくぞくと集まります。




以下、暗い中でウミホタルが発光しますので、動画でお楽しみください。





仕掛けが沈むように水を入れます


海の中に仕掛けを沈め、30分ほど待ちます・・





引き上げの様子。どきどきですね。







いました!ウミボタルです。


発光してくれました~。


どうやら短時間しか強く光れないようです。







さらに発光画像です。きれいですね~。






光ってないと、どんな生き物なんでしょう?


せわしなく動いている、ちっさいプランクトンです。






水辺のフィールドミュージアム研究会 ~小さな自然再生の実践~


 ウミホタルの発光(写真)






おわり♪