ラグビー日本代表がスコットランドに負けた。

解説がスコットランドは60分前後から脚が止まるからと試合前から言っていて、実際にその時間帯にピンチの連続を向かえるとここを耐えればチャンスだと叫び続けるのだが、続けざまにトライを奪われてボロボロになった。

で、色々な見方があるのだろうし、そういうのはラグビーの専門家に任せるとして、サッカーと似ているなと思う点をいくつか。

全員攻撃全員守備とか、チームプレーとは言っていても初戦は個人能力の集積。

ラグビー日本代表ではサッカーと同じようにボールを触る選手は決まっているように見受けられた。
ことに体力が弱ってしまうと頼るところがなくなって、ますます特定の選手にパスがまわるので、その選手の消耗は激しくなるし、なによりもそれが読まれてしまっているように見えるところが悲しい。

逆にスコットランドは優勢に立てば立つほど活躍する選手の数が増えてくる。まあ、サッカーではよくあるチームゲームの本質が露わになっただけの話だ。

次に中3日での激闘とアナと解説が繰り返すが、そこらはJリーグではカップ戦もあるので中3日で試合することがあるわけで、日本のラグビーもそうならないとこの壁は破れないと感じる。

次は10日後だそうで、だから今回なんとか勝ちあがったとしても次のワールドカップでは同じことが起きる可能性大。もっとも、そのときの組み分け次第だけどね。

サッカーでも全てのチームで中3日の試合が1年中続くわけではないので、弱いチームは試合できたえられることが無いままという循環にはまっていることは見ていればわかる。
現状ではそれを破るのは週中の猛練習なわけだが、たとえば反町あたりの練習を走りすぎと評するひとたちがまだまだ多数派なので壁を破るということはどれだけたいへんか。

ラグビーワールドカップが東京五輪の前に日本で開催されるそうで、それまでに日本のリーグをプロ化するとか、プロ選手がもっと生まれるとか、それでもってサッカーとともに野球と同じ特別税制が適用できるように森さんあたりに最後のご奉公で頑張ってもらわないと一時の盛り上がりはあってもサッカーと同じようになってどうにもならないだろうね。
あるいはヨーロッパやオセアニアと取引のあるメーカーさんたちが丸抱えで頑張ってくれるのか、、、見守りたいところだ。