ラグビー日本代表が南アフリカに勝って盛り上がっている。

そのラグビー日本代表が強くなった要因はと聞かれて五郎丸選手が答えている記事がFacebookで紹介されていた。

「単純に練習量が増えた。代表の合宿では朝5時からウエートトレーニングを開始し、基本的に1日3、4部制で練習する。」

細かいところが色々あるらしいがスポーツ新聞などは猛練習が奇跡を生んだという書き方をしている。自分としては奇蹟とは思わないんだけどね、、、

で、サッカー界でここ十年来流行っている練習のやり方とは正反対だ。

試合時間は90分だから、練習時間も90分で十分、さらにはボールを使った練習しかしないという、主にはピリオダイゼーション理論から来ている考え方とは笑ってしまうほどに正反対。

このピリオダイゼーション理論に基づくやり方を徹底している、あるいは徹底していたモウリーニョのチームでは3年目のジンクスがあると言われていることは少し前に書いた。

ラグビー日本代表の猛練習が良いのかどうかとか、サッカーに向いているのかどうかとかは別問題。

ただ、サッカー界で良く言われている素走りはしないとか、筋トレはやらないとか、90分で十分とか言うのはどう考えたって間違っている。

で、どうしたら良いのか、それぞれのチームのレベルにあった必要なことがあるわけだが、ひとつだけ指摘しておけばゴールデンエイジは生理学的に言えば心肺系がもっとも発達する時期でもあるから、この時期にボール扱いばかりやらせておけば良いという偏った指導が十年以上続いたつけはそろそろ出てくるはずと自分は考えている。