まず、コンディションを解決しないとメンバーをひとりふたり入れ替えたとしても勝てないだろう。


今朝になって、他のサポさんたちのブログを見ると、連戦が始まったのに同じスタメンであることに呆れ、しかもコンディション悪かったことを指摘する声があちこちに乗っている。


全くその通りだと思う。


ちなみに、試合中は山雅のサポさん(と言っていいですよね?)と一緒に見ていたのだが、試合後にもその方の知り合いと少し話しをする時間があった。


で、横河戦だけでなくここ数試合の流れについて話しているとほぼ同意見で、やはり皆考えていることは同じなのだなと思った。


昨日の試合も須藤選手が周囲の選手にコーチングしてプレスをかけさせながらボールを追い詰めていったのに肝心の自分のチェックが甘くてするっとプレス抜けされてサイドチェンジをされる場面が何回かあった。


いちはしとしては口は悪いがその事実を指摘して、それが改善されればいいなと考えているのであって、選手の個人攻撃をするつもりはない。
とはいえ、一ブロガーの意見が現場に届くはずもなく、まあ、遠吠えしているだけというのはわかっているんだけどね…


コンディショニングについて言えば、秋田戦は前々日移動だそうで、つまり、金曜日の移動。


今シーズンの柏ではたしかガンバ戦とアビスパ戦でそうだったような記憶が、曖昧だがある。
簡単な話に見えるが、予算にそういう余裕があるチームはなかなかない。

J2あたりでは当日移動が原則のチームがほとんどで、それ以上のことはできないチームが多いから、それができることは素晴らしいこと。

チームを支えてくれるサポーター、スポンサー、そしてやりくりしてくれるスタッフ(フロント、裏方ボランティア)などに感謝しないとならない。


とはいえ、現場がそういうことに不慣れなのは歴然だから、前々日移動だから上手くいくとは限らない。
そこは知恵を振り絞って欲しいね。


戦術的にはビデオでも見直さないとわからないが、横河武蔵野は前からのプレスのかけ方、高い位置でのプレスがかからなかったときの退きの速さ、そして退いたときのスペースの埋め方、その両方においてのパスコースの切り方、体の寄せ方など守備技術と守備戦術でかなりの優位があったように見えた。


かなり研究されていていつも通りの戦い方では打つ手無しというのが見ていての第一感。

では、どうすればとなると書いた通りにゲームの動かしどころを一列下げるのが常道なのだが、それはある日突然には簡単にはできない。


しかし、ここまでに目にしたオプションがある。

書いた通りに渡辺選手の投入か、北村選手を一列下げるか。
もちろん、北村選手にセンターバックをやれということではなくて、マイボールのときにラインに入って左右にボールを散らして欲しいということだし、渡辺選手についても同じことができるし、ラインに入れてその仕事を頼むこともできるだろう。


それとは別にあの守備を崩したのだから、山雅の1点目のメカニズムをおさらいして、それを続けることがチームにとって大事だが、まあ、それも時間が必要。


対する山雅の守備はいつも通りに次第にダメになっていって、もどかしい感じ。


しかも、山雅にとって困ったことに、横河の10番がスーパープレーの連続。
山雅の選手のプレス、囲い込みを全てかわしていたので、彼にボールが渡ると追い込みきれない状況が頻発した。
彼の存在がゲームの流れを大きく変えたと言っても過言ではない。


横河の10番は西が丘では良い選手だがスピード不足と見えていたのに、昨日は切れ切れでスーパーな選手に見えた。
ということは、彼のコンディションが抜群なのか、山雅の選手が重すぎるのか、それともその両方なのか…
話しはここでもコンディショニングに戻る…


聞いた話しでは横河はつい最近まで(震災の影響で?)チーム練習ができていなかったそうで、そこらで西が丘での出来の悪さと、木曜日のアルウィンでの出来の良さとの差が説明できる。


一方の山雅は中3日の影響?
相手も同じでしかも移動があったのに、それを言い訳にしてはプロとは言えない。


勝ち続けても、他が勝ち続ければアウトという状況。
この2試合で下位相手の勝ち点ロスト4は大きい。


選手はこの状況なのだから、上手くプレーできていないものも含めて必死なのは当然。

だが、コンディショニングの良し悪しや、守備組織、ことに中盤での守備組織の確立、攻撃のコンビネーションの確立。
さらにはそれを相手がどう封じ込めてくるのかという勝負の駆け引きに対する洞察。
そういったものがベンチを含めてチーム全体になければ勝てない。


みなさんが気づいているようにゲームでは最終ラインは飯尾選手が統率するようになって、かなりの改善が見られるので、あとは中盤から前。

そこを早い時間帯と同じように元気よく行けるように選手を替えるなどして作っていくのか、今の選手で90分やれるように守備のやり方そのものを変えるのか、選択肢はどちらかだからそこはベンチ次第。


攻撃もここ数試合はコンビネーションミスがあればふたり3人の選手が話し合いを繰り返している姿が見られて、確実に改善してきているので、そこを全体の共通事項として選手交代しても機能するようにするのが現状でのベンチの最良の仕事になると考える。


また、もちろんのこと選手交代したときにはどのような変化があって、どのようなオプションができるのか、そこもベンチの思い込みではなくて、選手とともに話し合いながら機能させるべきだろう。


今さらベンチがどうとか、選手がどうとか、端で見ている我々が言うのは勝手だから書かせてもらっているが、グラウンドレベルの現場ではどうこう言う時期でないことは明か。


選手の発想を受け入れて、それを活かすことができればこのチームは成功するはず。


監督が何もしていないと言われることを畏れてはならない。
選手の能力を最大限に引き出すのが監督の仕事だとしたならば、選手たちの意見を最大限取り入れることになんのためらいもない。

ここに至ってはそうするべきだと思うのだが、如何か…


山雅に昇格して欲しいと願う一ブロガーの戯言ではある。