表彰式でユナイテッドの選手は首にかけられたメダルをすぐに外していた。


日本の天皇杯だかナビスコカップだかで、同じことが起きて当時の川渕キャプテンだか誰かが怒って通達だか何かを出したのを思い出す。


たしか良き敗者たれとかなんとかいう理由だったと思うが、他にメダルを外すのであれば賞金を返せと誰か偉い奴が言ったり、試合を見ていないそこここの奴らまでその行為を非難したりでひどいバッシング騒動が起きた。


で、その後にこの行為が見られる度に書くのだが、本当にそれが正しいと思うのであれば、そのときに騒いだ連中は海外でもどこでもそれが起きる度に批判すればいいのにと思うね。


自分の感覚では決勝での敗者の印たる2位メダルを外したがる選手は多いだろう。


そして、そうやって気持ちが高ぶってメダルを外してしまう選手には、何も言わないのが日本流に言えば武士の情けだと思うのだが、ちがうのだろうか。


川渕を始め一部のものがやったことは「水に落ちた犬を叩く」


ひとの自然な感情からわき起こった行為を取り締まろうとするのは如何にも権力者らしい発想で不愉快だ。だから、繰り返し書いている。


というよりも、そういうことを言っている奴らはスポンサーとか、放送局とかそういう方向しか向いていないのだと考えているわけで、書いていても怒りを感じる。


リーグ戦とか、カップ戦のベストメンバー規定を作って、日本のトップクラスの選手たちの疲労度を極限まで高めると同時に、若手の育成を阻害しているのもこいつらだ。

で、その規則を作るときも来場してくれた観客に失礼だとかなんだとかの理屈を付けていたのを思い出す。

いっぱしの理由を付けていても、要はスポンサー問題であるのはよく知られている。


日本のサッカーがよくならない元凶が中心に居座って旗を振っているから始末に負えない。


さて、話を戻して、メッシがサッカー史上最高の選手だと、試合後にグアルディオラが言っている。
しかし、まだ、そうとは言えないのではないかといちはしは考える。


なぜならば、メッシは守備をしないし、ビルドアップにもほとんど関わらないからだ。


マラドーナやペレ、クライフもほとんど守備はしなかったが、ビルドアップには関わっていた。
中盤だけでなく、ときにバックライン近くまで下がってボールに触っていた。


今のバルサではその仕事は全部他の選手がやってくれるので、メッシは相手ペナルティエリア付近での仕事に集中できる。
その状況で過去の他の偉大な選手たちと比較するのは不公平だと感じる。

もっとも、それはバルサがそれだけ素晴らしいチームだということではあるのだから、不公平という言い方は失礼だろうが…


メッシがマラドーナ以上であるならば、アルゼンチン代表でも結果を見せているはずで、今のところはそうではない。

今後、そういう方向に成長するのかどうか、そうなればとても楽しみで、そのときこそ今でも素晴らしいメッシを絶賛したい。。