最後に、まあ、結局はトップでボールを保持できない。


今日は脚が速い選手がいて、そこを突破口に切り開けたが、誰がどう見ても相手の攻撃の方がバリエーションがあって質が高い。

ポイントはトップのポストプレーの能力差。向こうにはボールキープできる選手がふたりいて、ことにセンターでボールを納められるとこちらの守備が対応し切れていなかったことは書いた通り。

仮に守備が対応したとして、センターに守備を引き付けたところで、サイドを使うというサッカーの常道をあちらはできていた。


こちらは今の3フォワードではキープのキの字もない。

今日は雨降りだったし、広いグラウンドだったから裏狙いに徹してどうにかなったし、去年は4部だったから張るシーズンはそれでどうにかなったと見ている。
しかし、去年に4部で通じたことが、今年、3部で通じるかと問われれば甚だ疑問。


どんなチームでも、指導者がいれば、そこはチームとして進化していくべきものだと思っているのだが、今年は選手層も厚くなっているようなので、そこのところをじっくりと考えてもらいたい。


そしてリーグ戦の初戦から勝つつもりでシステムを作って戦わないと後になって慌てても手遅れになるということは書いておく。

今日はいなかったちょこぼや試合に出ないで見学していた6年のふたり、それにGKをやっていたわっきーなどをきちんと戦力として考えること。


試合の交代枠も含めて戦力をフルに活かして戦って、リーグ優勝を目指してスタートから戦わないと、あっさり降格もあり得る。


学年が下の選手を使って、育てていくことも大事だが、来年再来年の心配をするのであれば、今年の世代ができる最大の貢献は勝って2部に上がることなわけで、そこを勘違いしないこと。


上がれるときに頑張って昇格しておけば、試合に出る選手はそのレベルでのプレーに馴染むのでチーム全体のレベルが上がっていく。逆に落ち始めれば早い。


秋にもアドバイスしたが、弱いチームなのだから常に現状のフルメンバーで戦うべきだ。


秋のように6年生は選手登録しませんでしたなんてアホなことをもう一度やるようであれば、そういうわけのわからん頭の固い考えと付き合う気は無いことを書いておく。


レベルの高い選手とともに戦って、レベルの高い相手と試合をすることで選手は成長する。


勝って2部に上がる。そういう気持ちで最初から戦わないと結果がどうでようがこの春シーズンの経験が将来のためになることはないだろう。


最後にどこかに書いたが、試合を支配するのはハーフだが、試合を決めるのはトップとセンターバックだ。
ハードな試合になればなるほどミッドフィールドは草刈り場と化して消耗戦になってしまう。
最後のものをいうのは決定力とそれを止める力だ。


今日の試合でトップの選手が相手のGKが困るようなシュートを何回打ったか、それを考えてみれば
どのような試合でも勝ち筋が乏しいことを理解するべきだ。

4部で勝ち上がったときの肝だったセットプレーも今のところ形になっていない。


逆に今日の試合でこちらのゴールエリアに水たまりがなければどれだけ失点していただろうか、それを考えれば簡単に負けうるチームであることをよく理解するべきだ。


メンバーに口出しする気は無い。
しかし、勝つために全てを出し切らないチームとは付き合う気は無いことは書いておく。


勝たないと、勝つために全力を尽くさないとあとには何も残らない。いちはしはそう考える。