立ち上がりから前線にロングを蹴りまくり。


公式戦も近いので最初はロングという考えかと思ってみていたら、前半はずっと蹴りまくりで終わってしまった。
さすがにそれはないだろうとハーフタイムに話したが、後半もほとんど変わらず。


前後半を通じてこちらのチームが3本パスをつなぐシーンがほとんど無い。それどころか2本パスをつなぐシーンさえも数少なかった。
どういうサッカーをやろうかというより、どういうサッカーにもなっていない。


言いたかないが、嫌な予想通りで、秋に見たサッカーはどこに行ったのか?


今日のメンバーは秋とは違うので、むろんそのままはできないだろう。

またロングを多用すること自体をどうこういうものでもない。

しかし、ロングを蹴ってもその先でボールがつながらなければサッカーにはならない。

ロングを受ける選手が勝てるか、ロングがはね返されたところでセカンドで競り勝てるか、どちらかでなければロングを蹴っても意味がないが、どちらもダメ。


3トップを置くのならば、3トップだけでボールが前につながるシーンがあってもいいはずだが、そのようなことも全くない。


仮にこのメンバーのまま、このサッカーで試合を続けていけば4部リーグでもひとつかふたつしか勝てないだろう。
4部リーグの相手に内容的に完敗したのだから普通の判断だと思う。


推察するに去年の春に戻したということなのだろう。


去年の春はロングを多用して3-4-3で結果を出した。
しかし、去年の春のサッカーに戻しても要所要所で勝てる選手がいないと同じ結果にはつながらない。
そこを深く考えずに、つなげないから蹴るしかないと方向転換したように見える。