サッカーで2-0はかなりのセーフティリード。相手が勝つためにはリスクを冒して攻めてくる。そこで時間帯に応じてゲームのクローズの仕方を学びたい。

先だって、脚が止まる前の交代策を考えておきたい。その結果、交代しない選手たちもより長く動けるようになる。

後半の立ち上がりで2-0であれば攻撃に無闇に人数をかけない。3,4人で攻めて7,8人でカウンターを受け止めるという図式を作る。
その3,4人がトップの二人を除いて毎回入れ替われば相手にとっては充分に嫌な攻撃になる。

結果、相手は7,8人で攻めて、7,8人で守らざるを得ないから消耗が激しくなり、時間とともによりこちらが有利になる。

今日はむしろ逆の状況だった。
もちろん試合を通じてスタミナをつけるということを考えればそれはそれで悪いことではない。
しかし、ゲームをコントロールする術を身につけるための練習も必要なわけで、秋シーズンも終盤になってくればそれも考えたい。
このときに大事なことはバックラインとハーフのラインは、ポジションチェンジはありつつも2列を維持したままで全体を押し上げたり、下げたりしながらスペースを埋めて、守備のバランスを崩さないということになる。

ことに相手のカウンターを防ぐには縦方向に厚みのあるひとの配置をしておけばカウンターを受けにくい。それにはこちらの攻撃から縦に早い攻めを意識していればいいわけだ。
攻撃の中に守備の形があって、守備の中に攻撃があるのが強いチームの条件でそのことを意識して攻守の切り替えをやっていけるようになりたい。

今日の相手は最後の時間帯ではハイプレスをかけてきたが、そのような時であれば早めに前にボールを運んで相手のプレッシングを無効にするような考えも大事だ。
常に試合の流れを考えて、相手の意図を読んでその裏をかくようにチーム全体でプレーをしていれば、今日のレベルの相手であれば問題なく勝てるようになる。

まあ、とは言っても、相手チームも春になれば色々と工夫をしてきて頑張るというのがこのクラスのサッカー。
さらに、3部に上がるのだから今日のような守備が甘い相手とは春のリーグでは当たらないだろう。
もうひとつ、今日のようなグラウンドであれば良いサッカーも可能だが、グラウンドが凸凹であればフィジカルがなければ球際で全部やられてしまう。


総体として言えば、チームの方向性は悪くない。だが、これで春リーグで勝ち上がれるかどうかと問われれば話は別になる。

フィジカル、劣悪なグラウンド、そういったものを克服できるかどうか、その方が勝ち負けに与える比重は大きいのだから。