神奈川県川崎市高津区溝の口で漢方相談を行っているパンダ薬剤師こと守屋です。


お盆特別企画と銘打ってますが、お盆はあっという間に終わってしまいました。


皆さん今日からお仕事の方も多いのでは?

お疲れ様です。


さて日本のお盆といえばなんでしょうか?最近の方々は旅行でしょうか?


私は田舎育ちの人間ですから、お盆といえば「迎え火」「送り火」「墓参り」です。


週末に田舎に帰りとりあえずあまりやってない墓参りと墓の掃除を行ってきました。


叔母が線香を買ってきたのですが、本人いわく


「結構いいやつ買ってきた」


全く興味のない私も香りをかがせてもらいましたが、火を付ける前からなかなかいい香りがしていたので原料を見てみたところ


「白壇」 でした。


続けて叔母が


「最高級の線香は沈香らしい。」と



中医学を日夜勉強している私としては聞き覚えのある単語にびっくりしました。


「白檀」、「沈香」ともに生薬として使用されるものです。


両方とも理気薬という分類に入ります。

言葉どうり気の巡りを良くするものです。気滞に利用されます。

また香りが良く、身体を温める作用もあるため冷えから胃腸が悪く痛みがある場合も利用できます。


中医学では気の巡りを主っているところは「肝」です、その不調から気の巡りが悪くなってしまう「気滞」

の症状がおきます。

気の巡りが悪くなる原因はいくつかありますが、もっとも多い原因は「ストレス」です。

ストレスを発散するために香りが良いものをよく利用します。

そうすることで心穏やかでいられるのです。


日本人はお仏壇、お墓の前では手を合わせますが、お線香をたくことで、自分自身の心をゆっくりリセットできる時間になってるのかもしれませんね。



田園都市線溝の口駅徒歩5分

蒲谷漢方研究所

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