生理の悩みは、誰しもひとつくらいはあるかもしれません。


今回は、生理痛でお悩みの方のお話です。


「生理の1日目、2日目の痛みがひどくて動けないほどで、生理が終わった後もなんとなくシクシクと痛む」という症状でした。


婦人科の検査で異常はなく、ピルを服用するか、鎮痛剤を服用するか、の選択だったそうです。動けないほどの痛みのため、仕事の日に重なると前もって鎮痛剤を飲んでおり、鎮痛剤の飲み過ぎで胃が痛くなることもあったそうです。


中医学では痛みの原則を「不通則痛」「不栄則痛」という言葉で表します。


「不通則痛」とは、ストレスや冷えにより「気」や「血」の流れが悪くなると痛みが生じる、ということ。


「不栄則痛」とは、身体のエネルギーである「気」やからだに栄養を運ぶ「血」の不足により子宮にエネルギーが行き渡らず痛みが生じる、ということ。


どの時期にどのように痛むか、生理の出血の色や期間、生理周期などを合わせて考えながら、原因をさぐります。


上述の方は、漢方を飲み始めてすぐは、痛むのが不安で結局鎮痛剤を飲んでいたそうですが、飲み始めて1年以上経った今では、鎮痛剤を飲まずにすみ、生理が苦痛でなくなったとのことです。


蒲谷漢方研究所  東急田園都市線溝の口駅徒歩5分

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