近所で仲良くしている友達(といえる程、年は近くないけど)
ワンコのお散歩で会って仲良くなり、何度か家にも遊びに来てくれたことがあるのですが
大学を出て、トリマーの学校に行っていました
さっき、ものすごく久しぶりにお、彼女に会ったので色々話をしたのですが
トリマーを目指していた彼女は、学校を辞めてしまったといいます。
「犬が好きでトリマーになろうと思ったからさ・・・学校にいること自体が辛くてね~」と。
辛い???
よくよく聞くと
そこの学校ではモデル用のワンコが数十頭いるのだけど
どの子もゴハンは毎日もらえるわけではないそうです
ゲージの中だけの生活・・・もちろん、お散歩も行ったことはありません。
出してもらえる時は、カットや爪きりの練習台の時・・・
爪きりで血管まで切ってしまうことなどは日常茶飯事で
犬が悲鳴をあげると、叩いて黙らせるそうです。
彼女がやめるきっかけになったのは、1頭の犬に腫瘍が出来たことでした。
明らかに腫瘍であり、どんどん大きくなるのに、病院で診てもらうことも出来ず
思い切って先生に「忙しくて連れて行けないなら私が変わりに行きましょうか?」と言うと
「お金もったいないから、病院には連れて行かない」と・・・
自分でなんとか出来れば一番いいのだけど家に連れてくることも出来ない・・・
彼女の家には、犬が2頭いるのですが、そのうちの1頭は人にも犬にも噛みつく子なので
これ以上犬を迎えることが出来ないのです。
どんどん衰弱していくだけの犬を、ただ見ていることしか出来ないことに
辛くて、何もしてあげられない自分にも腹立たしくて
学校を続けていくことが出来ず、その場から逃げ出したといいます。
そりゃそうでしょう・・・犬が好きであれば、そんな状況見るのは辛いです。
かといって、何十頭もいる犬を助けてあげることなんて出来ません。
繁殖場の犬と同じ待遇なのだと、なんとも嫌な気持ちになりました。
以前、小田原のトリマーの学校で9頭餓死したという事件がありました。
生き残った犬も骨と皮だったそうです。
どこの学校も、犬は道具でしかないのでしょうか?
そんな学校ばかりじゃないと信じたい。
もしも・・・
もしも、私がそこの生徒だったら、どうするかな?
やっぱりどうすることも出来ないのでしょう。
彼女の中での葛藤はきっとすごいものだったんだろうなぁ
今日はこれからレーシックの一週間検診です。
訪問は、のちほど・・・