最近、めっきりハマってますのが

こちらのメニュー。




フレンチトースト、なんだけれども

パン・べルデュってネーミングがちょっとばかし

クオリティーの高さを感じさせてくれちゃう。



まずは、メインになる「食パン」を焼くところから

始まるのです。

通常の食パンとは違って、コレにはバターミルクが使用されてます。




バターミルク。

生クリームを撹拌してるうちに、次第に分離してきて

脂肪分が固まってまいります。

これがバターなのですが、副産物として出来た上澄み液の中には

捨ててしまうには惜しい「栄養分」がたくさん含まれておるそうな。


近年、このバターミルクが製菓・製パン業界では

「原材料」の一部分として、多く使用されるようになったようで

我々が所属しているスクールでも、とみにこの食材を使った

メニューが増えてきました。


ノンファットで、牛乳よりもカロリーが低くて

しかもビタミン、ミネラル、たんぱく質などはとっても豊富。

そのうえ、このバターミルクを使ったパンやお菓子は

口あたりがしっとりとなめらか、

通常のモノよりも、柔らかさが保たれる、という特徴もあり。



商品化されてるモノは、従来のバターミルクを3倍濃縮させることで

生地への馴染みを良くさせ、冷凍保存も可能となってるため

ただいま、ウチの冷凍庫はこのバターミルクががっつりと

ストックされております。




てなコト言っても、コレは業務用と謳ってあるため

なかなか普及には難しいんだろうなーとは思うけれど

このパンじゃあなくっても、フランスパンを使ってパン・べルデュ、

ぜひに作ってみていただきたいわ。

本場・おフランスのフレンチトースト、ゼータクに味わってみては?






まずは、フランスパンを2.5センチ~3センチの厚さに4枚スライス。




全卵を150g(M玉3つ)割りほぐします。

お砂糖を25g混ぜます。

牛乳を120gと、生クリームを45gも加えます。

バニラオイル少々、オレンジリキュール(コアントローかグランマルニエ)を

20g、さらに加えてよく混ぜます。



パンが重ならずに並べられるバットを用意します。


上記の、よく混ぜたものをストレーナーで漉しながら

半分ほどバットに流します。


その上に、パンを敷きつめて

さらにパンの上面にも均等に流していきます。


時おり、パンを裏表ひっくり返しながら

すべての卵液を吸収させます。

およそ2時間くらい。



ホットプレートに無塩バターを10g溶かし

140度でじっくりとフタをして、焦げ目がほんのりついたら

ひっくり返して両面焼きます。



焼き上がったら、お皿に取り出して

メープルシロップやパウダーシュガ―をかけて。

バニラアイスを添えても。



焼きたてはもちろんのこと、

冷めてから冷蔵庫に入れて、ひんやりとしたのも

意外と美味しいものです。

オレンジのお酒がほんのり香って、甘ったるさをかき消し

爽やかなデザートに変身!


おなじみの、カンタンおやつではあるけれど

ちょっと手をかけてコダワッテあげると

オサレ~~なワンプレートに変身するのねえ!と

生徒さんからも大好評ですわん。




コツは、とにかくじっくりと

卵液をパンに吸収させることかなあ。

ぜひに、チャレンジしてみてくだされ~。