録画しておいた日曜夜9時のドラマ「流星ワゴン」第2話を見る。




ドラマを毎週視聴する習慣はほとんどないのだけど

重松清さんの原作本は、数年前に読んで

「赤いオデッセイ」に乗った父子、という設定が印象に

すごく残っております。



大好きな吉岡秀隆くんが、幽霊パパの役で出演するってことで

見始めたんだけれど

主役のイケメン男優・西島さんよりも、圧倒的に強烈なのが

おとうさん役の香川照行さんですわね。

こてこての広島弁を操り、一事が万事豪快すぎる言動と

型破りな生きざまが悉く破天荒なので

重くなりがちなお話の内容が

このオヤジが動き回ってるそばから

不思議とコメディー風に色合いが変わってしまうため

随所で大笑いさせて頂けます。




重松さんの書く「家族のお話」って

確かに、シアワセ一杯で平和な物語とは言い難いけれど

なにかしらを皆が抱えていて、しんどい思いをしてて

それでも何かをきっかけにして、ほんの少しづつ、一足づつでも

お互いが近づこう、歩み寄ろう。。。と

不器用ながらも思いあい、気持ちを寄せ合うことで

人として、成長しあえますように、、、といった

願いの込められた作品が多いです。






年老いた者、病に苦しむ者、心を打ちひしがれた者。




外の社会において「弱者」であったとしても

家族、というごく身近な者たちが構成する

ほんの小さくてささやかな、内向きの社会の中では

お互いが支え合い、助けあいながら

生かし合う事が出来るはずだよ、と

重松さんの作品にはいつも

そういった思いが詰まっている気がします。






「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を思わせる

車に乗って時間を逆行していくシーンも

ファンタジックで、ちょっとホッとさせてくれますね。







しばらくは、このドラマを楽しみに

追っかけていくことにしますか~~。


また、原作を読みかえしてみるかな?





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