2012TDU ツアーダウンアンダーはワールドツアー(TDU)の初戦。

走ってみたいと思っていたレースだ。


TDUは、毎年80万人もの人が訪れるイベント。

毎日同じホテルに宿泊し、レースもアデレード近郊で行われるため、

選手や関係者はもちろん、観る側にとっても便利だと言えるだろう。

普通、ステージレースは町から町へ移動して行ってしまうため、

観戦する人達だってホテル手配は大変なのだ。


レースのほぼ1週間前にアデレード入り。

ゆっくりとオーストラリアの気候に慣れよう!

と思っていたら、意外と寒くてびっくりした。

夜出かける時はダウンを持って行くほど気を使った。


ある日、チームみんなでクリケットを観に行った。

ホテルに居ても特にする事もなく 出掛ける土地勘もある訳ではない。

そして、アクシデントがあると困るので出かける事は少ない。

そんな選手をクリケットに招待してくれたのだ。


ほぼ全員、観戦が初めてでルールは愚かどう観ていいのかさえわからなかった。

VIP席で美味しい食事を頂きながらの観戦。

そして、左隣に座った婦人がルールを教えてくれ楽しめたのが嬉しかった。

右隣の若い女性は特に話しかけてくれなかったので、少々残念だった・・・・(笑)


レースは15日にダウンアンダークラシックというクリテリウムが街の中心地で行われ、1.5kmの周回コースは人で埋まっていた。

このイベントは正式なUCIレースではなく、レースを盛り上げる前菜のようなレース。

しかし、スプリンターは結構マジで走ります。


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レーススタートは夜の7時。

オーストラリアは9時前まで明るいので夕方のレースといった感じだ。

1時間という短いレースは高速で、平均時速が48kmだった。

勝ったのはロットのグライペル。


自分はチームメイトのジョナサンのアシストとして 

マリッツ(通称ヤロ)とヨナス(jonas)と協力して 残り1周でジョナサンを前へ連れて行く役目。

レースは思ったよりも集団に緊張感があり、危ない場面も数多くあった。

レース慣れしていない、集団走行が久しぶりなのにスピードが速い、新しいチームでの連携がとれていない、集団内がうまく回っていない、

など・・・・そんな感じを受けた。


残り半周でジョナサンを前へ連れて行こうとしたができず、そのままジョナサンを見送る形になってしまった。

基本的なことだけど、出るタイミングまではしっかり風をよけてないと いざという時出れないなーと思った。

結果は6位でレースを終えた。

自分は21位集団から遅れてゆっくりとゴール。

身体の感じは悪く無いので、本戦では力をしっかり出したいと思った。
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