胸回し体操:手順 」には、

4)そのまま胸全体を大きく回します。~中略~回しやすい方向からまず行います。
※恐らく左回しがしやすい人が多いのではと思います。よって上から見て半時計回りに回し始める人が多いことになります。」

と書いてます。これは、胸郭が上からみて左へ捻れてる人が圧倒的多いからです。



首の捻りも左捻りが多いと書きました。その時は、右利きの人が多いせいではないかと書きました。胸郭の捻りも、右利きの人が多いと言う理由からほぼ説明出来ると思います。


けれども、胸郭の捻りは、それだけではなさそうな感じを受けます。なぜ、そんなことを考えるかと言うと、左利きの人にも、胸郭の左捻りの人が結構見られるのです。


そこで思い浮かぶのは内臓の配置です。胸の内臓は左右非対称になってる部分が多くあります。まず心臓~血管です。心臓の左は血液を送りだすポンプの働きを持ちます。そして全身に血液を送る大動脈は背骨の左側を下っていきます。対する右の心臓は、全身から帰ってくる血液を吸い込むバキュームの働きをしています。血液の帰り道にあたる太い大きな静脈の多くは背骨の右側を上がっていきます。


試しに私は自分の脈を診ながら、胸を左に捻り、右へ倒してみます。すると脈が少しだけ弱くなるのが観察できます。左胸への圧力は少し血圧を下げるようです。対して右へ捻りながら左へ倒してみると、脈は少し強くなり、急いた感じが増えます。

私の脈だけで断言など出来ませんがもしかすると、緊張やストレスが強くなると心臓の反応に呼応して、胸が左へ捻れて右へ倒れてくるのかもしれません。

2つ目の内臓の左右差は肝臓です。肝臓は内臓の中でも非常に重い臓器です。胃や腸が中は空洞なのに対して、真ん中までつまってます。その上、豊富な血管にいつも沢山の血液を蓄えています。この重い肝臓は右側の胸郭底面にぶら下がっています。肝臓が錘になって右斜め前へ胸郭を引っ張っているのかもしれません。

これも試しに左右の差を息を吸って比較してみました。すると確かに、右の胸郭を息を吸って持ち上げるのは重いかんじがします。


胸の捻れは内臓の左右差の影響を受けている


かもしれません。

※これは、私が自分の「からだ」の感触から導いた"私見"です。けっして鵜呑みにしないで下さい。今後、色々な人を診させてもらいながら検証していきたいと思ってます。


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