昨日は久しぶりにカゼで寝込んでしまいました。カゼを引いた患者さんが増えてるにもかかわらず、対策も打たず油断していました。風邪予防対策という一連のブログ記事を書いてるのに…
カゼ予防しましょうね~


さて、今回は肩コリとカゼの関係について書いてみたいと思います。まず


カゼは肩コリの一因である


カゼをひくと鼻水、ノド痛、悪寒、発熱といった症状の他にも、肩コリを伴うものが多くあります。中医学の世界では、風邪や寒邪は、太陽膀胱経という経絡から侵入することが多いとされています。(※風邪、寒邪:風邪症候群などを起こす外邪の種類:外邪はウィルスや細菌など外部から来た邪)
この太陽膀胱経が通っているのが、頭~後頚部~肩~背中です。ここに風寒の邪が侵入して留まると頭痛・肩コリが発生すると考えられています。ここに侵入した邪に狙いを定めた漢方薬もあります。有名な葛根湯です。

「太陽病、項背中強几几、無汗、悪風、葛根湯主之」

と漢方薬のバイブルである傷寒論にしるされています。超意訳してみます。

「太陽膀胱経に風寒の邪が侵入して病になったもののうちで、ウナジ~背中が強張って、汗もかかず、風に当たるのを嫌がる者は葛根湯がいいよ」


実際にカゼを引いた人のウナジ~背中~肩を触ってみると、本人に自覚がなくても張ってることが多いです。逆に肩コリしか自覚症状がない人をよくよく調べると風邪を引いてるらしいということがわかることがあります。


このように、カゼと肩コリは互いにつながりやすい症状です。ここから、また、違う可能性が見えてきます。

頚~肩コリをゆるめておけばカゼを引きにくくなる


です。頚~肩周りがゆるむとノドや口腔内の巡りがよくなり、ノド周りの筋肉が動かしやすくなります。これはやってもらえれすぐわかると思います。この状態で自己観察するとカゼをひきにくくなるが実感できます。カゼを引いても長引かずに速やかにに治ります。
以前に書いた、
風邪予防対策③…うなじ~後頚部の体操
風邪予防対策⑤…温めるⅡ
は、この肩コリと風邪の関係が前提になっているのです。


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みやざき鍼・灸
~阪神 西宮 鍼灸院~