胸をひらく体操(説明):風邪予防対策⑲
~前回の胸をひらく体操の続きです~
説明
胸が閉じた状態
↓胸が閉じた状態とはこんな状態です。
胸が閉じていると・・・
胸が閉じていると、
胸郭を充分に動かすことが出来きません。
充分に動かせないと、
肺の機能を十全に働かせることが出来ません。
その結果、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると・・・
左右の肺の間には心臓があります。
本来は、心臓は肺と協働して、
「からだ」の要求に応じて
血液の量を臨機応変に変えて調整しています。
けれども、
胸郭に充分弾力がないと
その調整力が下がってきます。
その結果、
血液の不足する場所や淀む場所が
体の様々な所へ出来てきます。
それが身体の不調へとつながっていきます。
つまり胸が閉じていだけで、
身体の様々な所へ影響が出てくることになります。
カゼを引きやすくなるというのも
この様々な影響の一つです。
胸が閉じることで起こる様々な影響
今までも胸が閉じることで起こることを
いろいろ触れるようなことを既に書いています。
風邪予防対策シリーズの中から
一度整理してみます。
胸が閉じている→呼吸が浅くなる
呼吸浅くなる→衛気(≒免疫)を作る力が低下(ストレスⅡ)
呼吸浅くなる→衛気(≒免疫)、陽気(≒温める力)を全身に送れない(ストレスⅡ、ストレスⅤ)
呼吸浅くなる→ストレス状態が続きやすい(ストレスⅤ)
胸が閉じている→背中が丸くなる
背中丸くなる→前傾姿勢になり頭が前に突っ込む→ノドまわりの気血めぐり悪化(あしゆび体操)
背中丸くなる→背中・うなじが冷える→外邪(ウイルスや細菌)が入りやすくなる(温めるⅡ)
背中丸くなる→胃腸の動きを悪くする→リンパの停滞・ノドにあふれる(食べること)
背中丸くなる→背中気血めぐり悪化して冷える→腎臓からの排水量低下→リンパの停滞・ノドにあふれる(温めるⅢ)
今までの書いてきたことを
もう一度読み直してもらえるとわかると思います。
どの方法もグルグル回る循環の一部でしかない
ということが・・・・
胸が開いた時の私の感じ
実際に胸がひらくことが出来るようになると、
以下のことを私は実感しました。
- 胸がひらくと、まず呼吸しやすいと実感できました。
- 呼吸しやすいと、緊張や不安が解除されやすくなりました。
- 呼吸が深くなり、背中の丸さが取れると、背中やうなじの冷えるが取れてきました。
- 頭が真っ直ぐ肩に乗ると、首・肩のこりが格段に減りました。
- 首・肩のこりが弛むと、ノドの動きがよくなりノドの乾燥が減りました。
- 背中がのびると、おしっこの出がよくなり、身体全体のふやけた感じが減りました。
- 背中がのびると、胃腸の動きがよくなり、ノドまわりのムクミが減りました。
- 背中がのびて真っ直ぐ楽に立てると、胸がひらきやすくなり、呼吸がさらに楽になりました。
- そして、これらの変化は風邪予防につながっていくと感じています。
これらは単純な
原因→結果の影響の仕方ではありません。
相互依存した循環の関係です。
なので、悪循環をおこすとどんどん悪くなります。
反対に、
好循環を起こすことに成功すれば
連鎖的に様々な所がよくなります。
「からだ」の変化をよくよく観察すると、
本当に色々なつながり方をしていることが
実感できると思います。
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