第290話)孫のさきちゃんといて「しまった!」と思ったこと | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

小さな子どもが泣いた時に、どうしたらいいかという話しをしています。
(「第289話)子どもがウソ泣きをしたら 」の続きです)

私も、孫のさきちゃんへの対応で「しまった」と思ったことがあります。

さきちゃんは、大人が持っているものに、なんでも興味深々。特にカメラは大好きです。

私が、白いデジカメ(LUMIX LX7)を持って、さきちゃんと外に出た時の話しです。

私がさきちゃんを撮っていると、すぐにさきちゃんが寄ってきて、カメラを取ろうとします。手にとっただけでは不満で、同じようにカメラを構えたいのです。

「ああ、これはじいちゃんのカメラだからダメだよ」と言っても、一度火がついた好奇心は治まりません。イヤーッ!と、ダダをコネはじめました。

じいちゃんも、カメラをさきちゃんに貸してあげたいんだけど、ダメなんだ。
落とすと壊れるからね。
さきちゃんを嫌いだから、ダメなんじゃないよ

――そのスタンスで話しかけるのですが、さきちゃんのダダは、なかなか治まりません。

そうしながら「そうか、しまった!」と思いました。

私は、もう1台、黒いコンパクトカメラ(CX6)を持っています。さきちゃんにネダられて、そのカメラを持たせたことが何度かあったのです。

さきちゃんにしてみれば、「カメラは持たせてもらえるもの」という認識があったのです。


子育ては、「子どもが甘えたい時に甘えさせる、自立に向かっている時(反抗している時)は見守る」が基本です。

でもそれだけでは、「わがままな子」「マナーを知らない子」になるのではと、心配になります。

そこで登場するのが「我が家のルール」です。ルールがやたら多いと、子どもの自発的な活動をさまたげてしまいます。少ないルールをしっかり守らせるのがいいと言われています。

子どもは、「自分の思い通りにならないこともあるんだな。でも、ルールを守れば、自分もまわりも、気持ちよく過ごせるんだな」ということを学びます。

ルールは、親の気分でコロコロ変わるようではいけません。子どもは混乱し、不安になり、親の顔色を見ながらビクビクして過ごすことになります。


さきちゃんも「カメラは持たせてもらえるもの」と思っていたのに、それを「ダメ」と言われ、納得できなかったのでしょう。

私は、「黒いカメラはいいけど、この白いカメラはダメなんだよ」と言って、さきちゃんのダダが収まるのを待ちました。

 


<左から、さきちゃん用のカメラ、黒いカメラ、白いカメラ>


その後、さきちゃんのカメラを、空き箱で作ってやりました。もちろん、「黒いカメラ」です(笑)
第291話へ つづく)



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