小さな子どもが泣いた時に、どうしたらいいかという話しをしています。
(「第289話)子どもがウソ泣きをしたら 」の続きです)
私も、孫のさきちゃんへの対応で「しまった」と思ったことがあります。
さきちゃんは、大人が持っているものに、なんでも興味深々。特にカメラは大好きです。
私が、白いデジカメ(LUMIX LX7)を持って、さきちゃんと外に出た時の話しです。
私がさきちゃんを撮っていると、すぐにさきちゃんが寄ってきて、カメラを取ろうとします。手にとっただけでは不満で、同じようにカメラを構えたいのです。
「ああ、これはじいちゃんのカメラだからダメだよ」と言っても、一度火がついた好奇心は治まりません。イヤーッ!と、ダダをコネはじめました。
じいちゃんも、カメラをさきちゃんに貸してあげたいんだけど、ダメなんだ。
落とすと壊れるからね。
さきちゃんを嫌いだから、ダメなんじゃないよ
――そのスタンスで話しかけるのですが、さきちゃんのダダは、なかなか治まりません。
そうしながら「そうか、しまった!」と思いました。
私は、もう1台、黒いコンパクトカメラ(CX6)を持っています。さきちゃんにネダられて、そのカメラを持たせたことが何度かあったのです。
さきちゃんにしてみれば、「カメラは持たせてもらえるもの」という認識があったのです。
子育ては、「子どもが甘えたい時に甘えさせる、自立に向かっている時(反抗している時)は見守る」が基本です。
でもそれだけでは、「わがままな子」「マナーを知らない子」になるのではと、心配になります。
そこで登場するのが「我が家のルール」です。ルールがやたら多いと、子どもの自発的な活動をさまたげてしまいます。少ないルールをしっかり守らせるのがいいと言われています。
子どもは、「自分の思い通りにならないこともあるんだな。でも、ルールを守れば、自分もまわりも、気持ちよく過ごせるんだな」ということを学びます。
ルールは、親の気分でコロコロ変わるようではいけません。子どもは混乱し、不安になり、親の顔色を見ながらビクビクして過ごすことになります。
さきちゃんも「カメラは持たせてもらえるもの」と思っていたのに、それを「ダメ」と言われ、納得できなかったのでしょう。
私は、「黒いカメラはいいけど、この白いカメラはダメなんだよ」と言って、さきちゃんのダダが収まるのを待ちました。
その後、さきちゃんのカメラを、空き箱で作ってやりました。もちろん、「黒いカメラ」です(笑)
( 第291話へ つづく)
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