第286話) 子どもは泣いても大丈夫 | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

街中やお店の中で、小さなが子が泣き始めて、あわてているお母さんを見ることがあります。

「まわりに迷惑をかけるのでは」と、周囲に心配りをされるお母さんなのでしょう。

また、根っこに「子どもを泣かせるのはいけないこと」という思いがあるのかも知れません。そうすると、「子どもを泣かせる私は、悪い親と思われそう」と、よけいにまわりの目が気になります。

そういうお母さんを見ると、私は、声をかけるようにしています。

子どもに: あれぇ、どうしたんかね。悲しいことがあったんかね。(広島弁 笑)
お母さんに: 大丈夫、泣くのは、元気に育っている証拠ですよ。

そういって、お母さんに安心してもらうようにしています。

言葉が分からないちっちゃな子でも、知らない人に話しかけられて、泣きやみむこともあります(笑)

 


<こわいよ~  by Akira Miyata>


「泣く子は育つ」という言葉があるように、子どもは泣くものなのです。小さな子どもにとって、「泣く」というのは、大切な感情表現であり、意思表示です。

眠いよぉ、お腹すいたよぉ、痛いよぉ、さびしいよぉ……そういった不快な気持ちを、泣くことで訴えているのです。

「子どもは泣くもの」といっても、泣く子を放っておいてはいけません。いくら泣いても助けてもらえない子は、やがて泣くことをあきらめます。サイレント・ベビーです。「自分は誰からも助けてもらう価値のない人間」という闇を、心の中に持つようになります。


「不快」な気持ちを「ガマンすること」を教えるのが、子育てではありません。不快になったとして、それをどう乗り越えて、「快」に変えるかを教えるのが、子育てです。

泣いたらすぐに手を差しのべてやります。最初は親が不快感を取り除いてやります。だんだん大きくなるに従って、自分でできるようになります。


私の初孫のさきちゃんは、2歳2ヵ月。息子夫婦は、週末には、よくさきちゃんを連れてきてくれます。

そんな時私は、さきちゃんが泣くのをとても楽しみにしています。

さきちゃんが泣きだすと、「おっ、ちゃんと自己主張できてるな」とうれしくなるのです。( 第287話へ つづく~具体的な対応例)

 



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