君へ(45) 仮面をかぶっているの? | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?


君は、作り笑いをしている自分を
偽り(いつわり)の自分だと思ってしまうんだね

「大丈夫だよ」と平気をよそおう自分は
本当の自分じゃないと思ってしまうんだね

「みんなのこと大好きだよ」と良い子ぶる自分は
仮面をかぶっていると思ってしまうんだね

どちらかが本当で、どちらかが偽りということはないよ

全部本当の君だよ


まわりに心配かけたくないと作り笑いをする優しい君も
弱みを見せたくないと強がる君も
そんな自分にイラつく君も
全部本当の君だよ


私は、「人を殺したい」と思う自信がある

もし、暴走車が君をはねて、君が殺されたら
私はその運転手を「殺したい」と思う

もちろん、行動することは、ぐっとこらえるけど……

 「殺したい」と思っている自分も
「ぐっとこらえている」自分も
本当の私だよ


「行動」には責任が伴うけど
「感情」には、善悪はないんだ

だから感情と行動は一致する必要はないよ

全部が本当の君……


君を大切に思っている人にとっては
どの君であっても
大切で愛しい君であることに変わりはないよ

 

 

 

お墓参り

<お墓参り  by Akira Miyata>

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人を憎んだり恨んだりするのは良くないこと。
ネクラや落ち込むことは、ダメなこと
――そう思っている場合があります。

すると、そういった感情を見せないように、笑顔をよそおったり、強がったりします。すると、「本当の自分」と「偽りの自分」がいるという誤解が生まれます。

「本当の自分は、弱くダメな人間」と思っているので、自己嫌悪に陥ります。
「本当の自分を隠している自分は、うそつきで、卑怯(ひきょう)な人間だ」とさらに落ち込みます。

「感情」には、善悪はありません。
感情と行動は一致する必要はありません。

強がるのは、すべての人が持っている、自己防衛反応です。
その防衛反応をしている自分も、また本当の自分なのです。

強がる防衛反応の根底にあるのは、「嫌われるのではないか」「見放されるのではないか」という恐れです。

「どんな君も大好きだよ」
「君がどうあろうと、君の味方だよ」
――あなたのその気持ちを伝えてあげてください。(完)



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