ここ数年、そろそろ事業を閉鎖しようかとお考えの経営者の方が増えてきました。
一方で、そろそろ事業を承継したいというご相談も増えてきました。
前者は、後継者のいない会社のご相談。
後者は、後継者のいる会社のご相談です。
ご相談内容は、両極端です。
財務内容も両極端です。
後継者のいない会社は、どうしても右肩下がりの場合が多いです。
後継者のいる会社は、維持しているかもしくは右肩上がりの場合が多いです。
とにかく、中小企業の存続と発展のためには、後継者を育てることが、最重要です。
とはいっても、後継者を育てるということは、簡単ではないし、
何よりもとても時間がかかります。
今、起業したばかりで、若い経営者の方はまだしも、
自分の家族を持ったり、会社がある程度軌道に乗ったら、
後継者を育てるということを考え始めた方が良いのかもしれません。
ある経営者の方にお聞きしました。
この方は、ご親族に後継者がいない方ですが、
スタッフは何人か、抱えていらっしゃいます。
この方は、このようにおっしゃっていました。
「従業員の中で、『俺に継がせてください!』と手を上げる奴がいたら、
俺は喜んで、バックアップするんだけど、そういう奴はどこ探してもいない。
俺の若いころは、もっと若い奴らに活気があって、自分で起業しようという奴も多かったけど、
最近は、滅多にいなくなっちゃったな。
それを考えると、やっぱり日本の国力は落ちているのかなぁ?」
後継者不足は、日本国内全体の問題です。
現代世代の若者の「草食化」も、原因かもしれませんね。
「草食化」は食生活だけにして、
気質はもっと「肉食化」しないと、日本はもうだめかもしれませんね。
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