こんにちは、ダントツ掃除屋・宮本です。



新年度が始まり、今日で8日が過ぎました。

3月は清掃業界・第2の繁忙期ということで、
多くの掃除屋さんが毎日忙しくされていたと思いますが、
その反動で、4月は冷や汗が出るほど予定が真っ白・・・という方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。



4月は焦りの月。
それを表すように、弊社に頂く業務改善のお電話は、
実はこの4月が一番多くなる傾向があります。
ギャップの大きさ、仕事量の反動で不安な気持ちが出てくる方が
当たり前の感覚ですよね。



確かに、3月の忙しい毎日から一転、4月には言った途端、
よほど定期契約の顧客を積み重ねていないかぎり、パタリと仕事がなくなる
あの現象は『冷や汗が頬を伝い落ちる』感覚を現実に実感する瞬間です。



そんなときは、藁にもすがる思いで右往左往される方が多いのですが、
実はその『焦りから生まれる切羽詰った行動』からは、望む結果の10分の1も
手に入れる事ができないことをご存知でしょうか?



結論を言えば、業績が苦しい時であればあるほど、
『簡単』で『今できること』を『着実』に実行する事が、その混乱から脱する
もっとも効果的で、そして適した行動はありません。



簡単に言うと、『焦っている状態で新しい事に手を出すな』ということなのです。



3月から4月へ移行するとき、業績の思わしくない掃除屋さん、
下請業務が業務の6割を超えている掃除屋さんは、
間違いなく、この時期に混乱にも似た『焦り』を体感します。



その時に、多くの掃除屋さんは『これはヤバイ!』ということで、
いろんなアイディアをひねり出し、今までにやっていない『革新的なこと』に
着手しようと、もがき始めるのです。



ところが、焦りという『脳が混乱した状態』では、
体系立てられ整理された思考をする事は事実上不可能なのです。



例えば、早朝から取り掛からなければならない退去清掃の現場があったとします。
朝早くにオーナーと待ち合わせをしていて、カギを受け取り作業開始する段取りです。



しかし最悪な事に、アナタは寝過ごしてしまい、待ち合わせの約束を
完全にすっぽかしてしまいました。



慌てて起きたアナタの思考は、まさに4月の掃除屋さんと同じ『混乱』の状態です。



普通の日なら、なんともない朝の準備も、
その日に使用する掃除道具のチェックも、
現場に向かう道のりも、
そして、お客さんにかけるお詫びの電話も、
すべてパニックの中で行なわなければいけません。



この『極限の状態』で、例えば
「通った事のない道順で現場へ向かう」という指示や、
「使った事のない携帯電話でお客さんにお詫びのメールを入れる」といった
やった経験のない指示がアナタに課せられたらどうなるでしょう?



確実に、混乱は更にひどくなり、精神状態はパニックの極限になる事でしょう。
もちろん、その『新しいこと』による混乱の結果、更に問題が複雑化し、
予期せぬトラブル(交通事故など)を容易に引き起こす、より大きな問題が発生する
ことは、火を見るより明らかです。



このように、混乱の時には、人は今まで自分が慣れ親しんだものを離れ、
真新しい事で問題を解決しようとし、普通では考えもつかないような大きなミスを
引き起こすことがあります。



一発逆転を狙う不合理な問題解決の心理です。



3月の時期的な好景気に酔い油断した心理から、
突然、4月になって現実に引き戻された掃除屋さんは、
そのギャップもあいまって、その苦境から一秒でも早く脱出したいとの思いが
非常に強くなります。



そして一発逆転を狙い、今まで自分が経験した事も無い、
ノウハウの蓄積も無い、見込み客すらいない、そんな状態で『博打』に
打って出るのです。



もちろん、そのような状態での『一世一代の博打』が当たる事はありません。



4月に電話相談を頂く方すべてにお話させて頂いているのは、
『焦らなくても大丈夫です。新しい事をやるよりも、上手くいっている事を拡大しましょう』
というものです。そして、それを徹底します。



実は、昨年の年始めのころ、
下請業務が業務全体の95%を超えている掃除屋さんから業務改善のご相談を頂きました。
しかも困った事に、その元請さんが2ヵ月後には廃業するという切羽詰った状態です。



その方は、この苦境の状態を乗り越えられなければ自己破産しかないと言われ、
今にも泣き崩れそうな声で、私にその苦境を乗り越えるアイディアの検証を求められたのです。



しかし、詳しくお話をお聞きしていくと、
その新しいアイディアではビジネスモデル自体が成り立たない事に気づきました。
正直、その場の私も『これはお手上げかもしれない』と諦める寸前だったのです。



『苦境の時に新しい事に手を出すな』
そんな時に、私のパソコンのモニターに張ってある一枚の付箋紙が目に止まりました。



そして、この鉄則に則り、『簡単』で『今できること』を『着実』に実行するという
当たり前ながらも、混乱の中では誰もが忘れてしまう『業績改善の極意』を提案し、
半信半疑なご相談者をなだめながら実行してもらったのです。



そして3日後。
その方から1通のFAXが届きました。



私は送信表を見たとき、『やっぱりダメでした。廃業します』というFAXではないかと
内心、ビクビクしながら、そのFAXを恐る恐る手に取ったのです。



そのFAXには・・・



『やりました!300円で定期1件獲得です!しかも追加の見積も3件です!
宮本先生、希望の光が見えてきました!感謝感謝感謝感謝』



本当に泣けました。
あまりの嬉しさにトイレにこもって泣きました。
その声は押し殺していたつもりでしたが、トイレの外にも聞こえていたようです。



そして、あれからちょうど1年が過ぎ、その方がどうなったか。



元請さんは、残念ながら倒産しました。
しかし、その方は未だに清掃業者として頑張られています。



そして、ただ頑張っているだけではなく、1年前には1件も持っていなかった定期清掃が、
たった1年で81件(今月中に90件に到達する予定)にまで急成長したのです。



この数字が多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれでしょう。
しかし、この方が体現した最も重要な学びは、
混乱の時こそ『今までの自分の作り上げてきたもの』を再発見し、
その財産を元に『簡単』で『今すぐできること』を『着実に実行』することなのです。



多くの清掃業屋の方の業績改善のお手伝いをしてきて分かった事があります。
それは、『業績は短期間で改善される』ということです。



しかし、業績が改善しない場合もあります。
その原因は、『焦り』と『混乱』が元になった『思考停止』なのです。



行動が起こせないと多く相談を頂きます。
しかしこの場合、原因は『行動』が起こせないのではなく、
行動の為に必要な『思考』が働いていない事が非常に多いのです。



ここであえて誤解を恐れずに言うのであれば、
業績は簡単に、そして短期間に改善します。



但し、その結果を得るためには『混乱』した状態で新しい事に取り組んで
賭けに出ないということが非常に重要なポイントとなるのです。



先にご紹介した『81件』の方も、切羽詰った状態を脱するために
真新しい事に挑戦し賭けに出ようとしていました。
普通なら見落とさないような『欠陥』を見落とし、自分と家族の人生を賭け
断崖から飛び降りるような賭けに出ようとしていたのです。



しかし、この方はその賭けに出る寸前で踏みとどまり、
混乱と焦りのあまりに、自分が『現金の束』の上に立っている事に気づく事ができたのです。



アナタがもし、苦境を脱するために『断崖から飛び降りよう』としているのであれば、
とりあえず、今一度冷静になり、賭けに出ずとも着実に実行できる苦境から脱する
アイディアがないか足元を見直してみてください。



冷静な時であれば、絶対にやらないような事を、焦りの心理のなかでは
やってしまいがちになるのです。



業績が悪いからといって焦る必要はありません。
たった3日で突破口は開かれるのです。



仕事がないからといって焦る必要はありません。
定期契約だけで食べていくのに1年あれば十分なのです。



お金が無いから集客できないと勘違いしないで下さい。
たった300円で定期清掃を獲得し1年でその件数を81件にした人がいるのです。



焦る必要はありません。
ぜひ安心してください。
アナタが冷静でいる限り絶対に大丈夫です。



今すぐできること。
簡単にできること。
そしてそれを着実に実行していくこと。



焦りをエネルギーに変え、
混乱を秩序に変え、
足元を冷静に見直し、
この苦境を乗り越えるヒントを絶対につかんでください。



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最強掃除屋コンサルの繁盛日記