この日の6年前、

 
何をしていたか、はっきりと思いだせます。
 
 
子どもと2人で平和な時間を過ごして
 
いたのに突然の大地が翻るかのような振動。
 
 
 
それでも、破損したのは
 
食器棚から飛び出した皿一枚だけ。
 
 
 
ものすごく不安な思いをしたのに、
 
被災地の方々の状況は
 
いかばかりだったのだろうと
 
毎年思います。
 
 
 
この日の経験が、私達に地震対策を
 
日頃からしっかりしなければと
 
思い起こさせてくれています。
 
 
まずは命を守ることが大事ですね。
 
 
そこで、今日チェックしていただきたいのは、
 
食器棚、もしくは背の高い収納棚です。
 
 
 
 
一般的なお家の天井は2m40cmで
 
設計されていますが、
 
食器棚や収納棚は、1m80cm〜2mタイプが
 
多く、天井との間に隙間が空いてしまいます。
 
 
 
 
背の高い物は倒れやすいので、
 
ホームセンターに行くと
 
地震対策用の突っ張り棒が売られていますが、
 
この取り付け位置。
 
はたして、
 
正しい位置に付いているのでしょうか?
 
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写真は突っ張り棒が付いている
 
正面から見た収納棚の写真なのですが、
 
これを少し横から見てみましょう。
 
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突っ張り棒の位置は、
 
棚の奥から少し離れた位置に付いてますが、
 
これは正しい位置なのでしょうか?
 
 
残念ながら
 
正解の位置は、ここではありません。
 
一番奥まで、壁ギリギリまで
 
突っ張り棒を設置するのが正しい位置
 
なのだそうです。
 
 
 
家具が倒れる状態になるには、
 
家具の奥の部分が持ち上がることで
 
傾くようになるのを、奥を傾かせないようにする。
 
これが大事。
 
 
突っ張り棒は
 
奥の壁沿いに設置するのが
 
正しい取り付け位置です。
 
 
 
ですが、天井の強度や、床面との兼ね合いも
 
ありますから、突っ張り棒だけではなく
 
本当ならば、
 
壁に取り付け金具で固定した方が良いですね。
 
 
 
さらに言うと、
 
造り付け家具は
 
壁にしっかりと固定されているので
 
棚自体が倒れる心配は無さそうですが、
 
扉が開いて中の物が飛び出してくる
 
可能性もあります。
 
 
 
そんな時は耐震ラッチ付き機能があるものが
 
有効です。
 
 
 
収納物が飛び出てこないように、
 
揺れを感じると扉が固定されて
 
開かないようになります。
 
 
 
今では、後付けの耐震ラッチもある
 
そうなので、そちらもチェックしてみて下さい。