『魂込めて表現する』
先日、女優の手塚理美さんとお食事をしました。
その時の会話。
(ご本人の許可をいただいて書いております)
お笑い芸人さんはめちゃくちゃ芝居がうまい。理由の一つが「間(ま)」
お笑い芸人は間を『リズム』でとっている。
だから一度つかんだマは絶対外さない。
毎回確実に笑わせるし、泣かせる
役者はマを『感情』でつくっている。
だからその時の気持ちによって、時に外す・・・
お笑い芸人ってずるい~~(笑)
さて、本題はここからね。
よく「魂込めて芝居する」っていいます。
私も言響で「言葉に魂込めなさい!」と申し上げます。
が。。。理美さんの言葉でハンマーで わたくし頭を殴られました。
理美さん「魂って 鬼に云うって書くでしょ。
鬼に言ったらダメよね。
鬼に操られ、鬼に言わされてはだめよ!
宮北「ええ~~??!!(目からうろこ3枚)
じゃ、じゃあ、ど、どうすれば??」
理美さん「いや、魂込めていいけど、鬼に込めたらダメよね。
この真逆をやればいい。
要するに客観視する。常にフカンする。
肉体と魂を離してね。
気持ちよくなったらダメよね」
なるほど~~~!!!
では、いったい鬼の正体はなんなのか??
それから理美さんと終電ぎりぎりまでお話しして、
お話が尽きなくて次の日もお電話で1時間以上お話しさせていただいて…
宮北なりに伺って、調べて思ったこと。
鬼とは
・自我
・不安
・恐れ
なんじゃないかなと。
不安や恐れに媚びるように表現するって、
結局 周りの眼を気にして生きているってこと。
鬼(不安・恐れ)「に」言う
鬼(不安・恐れ)「が」言う
どちらも離していきたいよね。
『魂は込めていいけど、鬼(不安や恐れ)に込めたらダメ!』
理美さん、ありがとうございました!
手塚理美さんのブログは こちら
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ハンカチ必須の感動的なお話です。正直私もこらえるのに必死です・・・
『両親・親子・夫婦の関係の中で、何かつらさを感じている方』
『周りに合わせて生きてきちゃった人』
に観ていただきたいです。