裕さん | 三宅伸治オフィシャルブログ「Message From Soul Moon」Powered by Ameba

裕さん



今朝、京都にいて…メールで裕さんが旅立ってしまった事を知りました。
病院にお見舞いに行った時、たくさん話をしてくれた裕さん。「しんちゃん、何か飲むか?」と、来てくれた人みんなに、最後まで気を遣って…ずっと、俺の知ってる裕さんでした。


88年くらい、
裕さんと最初のセッションの時…ほとんど話もしなかったけど…ギターに蛇をデザインしてた事、見逃さなかったらしく…後に、生意気な奴だと思ったと話してくれました。
その後、次郎吉でセッションして、そこから、ヒューストンズ。
ヒューストンズのレコーディング、ライブ、楽しかった~
それから、スクリーミングレビュー、リトルスクリーミングレビュー
リハからの帰りが一緒の方向なので…一緒に帰ってたら、車が途中で壊れて、スタンドまで押してもらったり(すいません…)
電車の時は、いつも下北で飲んで…朝方、ふらふらになって帰ったり、
突然、石田さんちに2人で押しかけたり…
鉄板焼きは、いつも裕さんが立って焼いてくれたり、
なんだか、俺はずっと笑ってました。
いっぱい、笑いましたよ。


仲間ということ、裕さんが教えてくれた気がします。
裕さんに褒められた事は、何故か全部覚えてて、それがふとした時に、ステージで自信に繋がったり。
春一番でも、三宅バンドを見てくれて、よかったな~と言ってくれたり。
リトルは、グリコさんと3人で何ヶ所か久しぶりに、ツアーをしました。もう、2.3年前でしょうか。
ほんとに、楽しかった。
裕さんは、いつだって裕さんでした。
武道館に、ロックンロールショーで
俺がソロで出た夜…何となく、居場所がない時、側に来てくれたり、
いつも話を聞いてくれたり、自分の話をしてくれました。
最後に演奏できたのは、今年の春一番…三宅バンドと一緒にフリータイム、デイドリームや、何にもなかった日を一緒に演ってくれました。後で聞いたら、相当調子が良くなかった…らしいのですが、いつもの裕さんで…バリっと、ベースが鳴った瞬間、うれしくなりました。
リトルも、また演ろうな…と病院で
約束しました。新曲もまた一緒に、作る約束でした。


旅の楽しい話、聞かせてや…と言われたけど…その時、すぐに浮かばなくて、相変わらずです…と言ってしまった事、後悔してます。
ずっと、病院だから…旅を懐かしく、頭の中で描いていたんだと…「がんばるわ…もう、ずいぶんがんばってきたけどな」…と言っていたのが、忘れられません。
「でも、がんばるからな」と帰り際に、こぶしを見せてくれた裕さんが、忘れられません。


ゆっくり、休んでください。
また…です。
ボスによろしく、伝えてください。
砂川さんに、島田さんに、
坂田さんにも…


ありがとう、裕さん。
さびしくなります…