新曲『ナウ・アンド・ゼン』が世界同時リリースされました。
ポールマッカートニーさんと、共同プロデューサーを務めたのはジャイルズ・マーティンさん。
父のジョージ・マーティンさんは、ビートルズのほぼ全作品のプロデューサーを務め「5人目のビートルズ」と称されてます。
ビートルズは1962年に『ラブミードゥー』でデビューし、シングルが立て続けにヒットし、新しいポップミュージックの形を世に示しました。
ビートルズマニアも生まれ、世界を席巻しました。
1966年には日本公演。
メンバー4人の音楽性の違いなどから、1970年に解散しました。
1980年12月、ジョンさんはニューヨークで凶弾に倒れ40歳でこの世を去りました。
1994年、オノヨーコさんがカセットテープを見つけました。
亡くなる2年前、自宅のピアノを弾きながら3曲を歌ったジョンさんの声でした。
『フリー・アズ・ア・バート』は1995年、『リアル・ラブ』は1996年に新曲として発表されました。
メンバー3人は『ナウ・アンド・ゼン』の完成を目指しましたが、ジョンさんの歌声に雑音などあり、断念せざるを得ませんでした。
それから約30年、ジョンさんの声が鮮やかに蘇りました。
それを可能にしたのがAI。
マーティンさんによると最新技術を使い、ピアノと背景のテレビの音から分離できたそうです。
「“時々僕は君が恋しくなる”と繰り返し歌っていて、ジョンレノンらしい歌詞だとポールも言っている。これはポールの心情でもあって、ポールはジョンとジョージに会いたいのだ」(マーティンさん)
2001年にはジョージ・ハリスンさんも亡くなってしまいました。
ボールさんは、リンコ・スターさんと共にこの曲をなんとしても世に出したいと考えていたようです。
蘇ったジョン・レノンさんの歌声、そこにポールさんのベースやリンゴさんのドラムの演奏、さらに1995年にジョージさんが残したギターの音源が加わり、ザ・ビートルズ4人の最後の新曲が完成したのです。
マーティンさん「仲間と再び仕事ができて、ポールにとっては感慨深かっただろう。『ナウ・アンド・ゼン』の内容はタイトル通り、『今とあのころ』だ。年を重ねることを考えさせられる。人間は年を重ねるが、音楽は若さを失うことはない。音楽は気持ちを若返らせる。そのことに気づかせてくれる曲なんだ」
余計なことですが、僕的には、解散してからのソロ名義の曲じゃないかと感じました(曲への批判ではありません)。
かつてクイーンも、フレディーマーキュリーさん(1985年発売)ソロLP 『MR. BAD GUY』からの曲『ボーン・トゥ・ラブ・ユー』が、1995年のクイーン名義のアルバム『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』に収録され、クイーンのメンバーが演奏しサウンドが膨らみました。
日本では2004年にキムタク主演のドラマ『プライド』の主題歌にもなりました。
ビートルズの版権がどうなっているか、気になり調べました。
「1978年以前に製作されたコンテンツの著作権は56年後に作曲者の元に戻る」というアメリカの著作権法によって、ビートルズの楽曲の版権は徐々にポールさんの手に戻りつつあるということです。(イギリスの著作権ではないのは疑問)
ビートルズの最後の曲が1970年に発売されているので、2026年にはレノン・マッカートニー作全ての版権がポールのモノになるようです。
「ザ・ビートルズ来日〜熱狂の103時間〜」の記事はこちら(2021年7月3日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12683801593.html
では、明日。