◆連続テレビ小説・まんぷく:1週間「行きましょう・二人で」最終週 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
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第146回

加地谷から、まんぷくヌードルも美味しかったとの感想
「ほんまに大したもんや」
野呂からも美味しいとの連絡。

まんぷく食品の会議では、売り上げは当初の予定の3分の1
「問題は値段でしょうか」
「萬平は100円は変えない」

萬平は「どうしたら売れるようになるんだ?」
福子「良さは絶対にわかってもらえます」
2週間たっても売り上げは伸びず、福子は店舗でサクラをしてみた。

神部「社長が100円にこだわる限り、どうにもなりませんよ」
珍しく萬平への不満を口にした。
それを聞いた忠彦は「ゴッホは生きている間は1枚しか売れなかった」
「それまで待てません」

パーラー白薔薇では、儲けなしでヌードルを出している。
「まんぷくラーメンの時と同じ」
世良「あんたら人がよすぎるわ」
「まんぷくヌードルはさっぱりや」
世良は「萬平くんにはいいものを作ったという驕りがある」

鈴の夢に、咲が出てきた。
「病気が治ったって無理したらダメよ」
鈴は「今度こそ失敗よ。今度こそ一文無しよ」
咲は「もっと穏やかな余生を考えて。お母さんももうすぐこっちに来るんやから」

まんぷく食品に激震が走った。
値引きしないと売れないのではないか、との意見が大半。
真一からも一旦値下げして、後から戻せばと提案するほどだった。
「神部くんも、自分たちが作ったものに誇りを持つんだ」
「誇りは持っています、でも・・・」
萬平は「スーパーや小売店ではもうまんぷくヌードルは売らない。全く新しいのルートを考えろ。100円で買ってくれるお客さんは必ずいるはずだ」

第147回

特別販売ルートを、岡が提案した。
夜中働いている職場などに直接売り込みに行くことにした。
世良は猛反対「新しい工場つくった。何個何十個やない、たくさん売れないと儲けが出ないやないか」

源もホテルやタクシー会社に売りに行くことにした。
萬平「コツコツ市場を広げていくしかない。我慢なんですよ」
鈴は「私にはもう時間がない」
萬平は「まだまだ長生きしますよ」
鈴は「どうしてそんなことが言えるの。明日はわかりません」

神部は「高い値段つけたせいで売れへんのや」と自宅でタカにまで愚痴る始末。

神部と源はタクシー会社を回った。
「歩きながらでも食べられて便利です」

森本は「製造ラインは止めました。在庫が相当溜まっている」
と報告した。

源「夜の人には反応がいいんや」
萬平「転機は必ず来るんだ」
福子「他にないんやろうか。まんぷくヌードルの売り方は。夜中に働く人たちの他にもっと必要な人がいるんです」

幸が「若い人の事など何にもわからないのよ。もう頭が古いんよ父さんは」
反抗期の幸の態度が、萬平をカンカンにさせた。
鈴「ケンカは私が死んでからにしてください」

夜中に、源からの電話だった。
「なにわタクシーさんが50ケース買ってくれるって」
萬平は「よく頑張ってくれた」
神部にも電話を代わってもらい「神部くん、ありがとう」
神部「僕は肌で感じました。本当に求められていたことを感じました」
近頃、萬平に不満を漏らしていた神部だったが、少し考えを変えたようだった。


第148回

特販ルートでの営業が上々。
スーパーや小売店では、100円では売ることはできない。

萬平は「幸は何かにつけて反抗的だ」
福子「夜中に開いている店で、まんぷくヌードルが売れると思います」
萬平はそれを聞いて、しばらくしてひらめいた。
「ありがとう、福子」

幸は、萬平が出勤したのを確認して、朝食を食べに来た。
「少しぐらい帰りが遅くなったっていいじゃない。私は自立した女になるの」
鈴「さっちゃんには出来たら早く結婚して欲しいわ」

萬平は自動販売機での販売を提案した。
フォーク付き、どうせならお湯が出てくる案まで。
「大阪に1000台・東京に2000台」
設置を決めた。

福子はハナと敏と、たまに会っている。
パーラー白薔薇では、今だにまんぷくヌードルを儲け無で出してくれている。
福子「そこまでしなくても」
アキラとしのぶが「私らも宣伝にひと役買いたい」
福子たちはコーヒーをオーダーして、2人を喜ばせた。

福子は、真一の妻や歯医者たちと会い、克子の家にも行った。
「ほかに何かないんかな?魅力というか、新しさ。作った本人にも気づかない、底知れない魅力があると思うのよ」
もっとヌードルが売れるようにするにはどうすればいいか考えていた。

福子が自宅に戻った際、咲が鈴の夢枕に出た話を聞いた。
鈴「わたしは分かっているの、あなたはもういないって。
あんなに早くに亡くなってしまって、たくさん悔いが残っているでしょ」
咲「そんなことないよ、最期にみんなにありがとうって言えたもの」

鈴は「わたし決めた。お葬式をあげるの。生きているうちに、みんなにありがとうって言いたいのよ」

第149回

鈴が生前葬をやりたいと言い出した。
落語家がやった例があることを図書館で調べてきたという。
「みんなに感謝の気持ちを伝えたいのよ」
幸や源は賛成。
萬平「みんなどんな顔をすればいいんだ」
福子「ニコニコしてればいいのよ」

結局生前葬をやることになった。
鈴があいさつしてから、棺桶に横たわった。
世良の弔辞「僕のことをうさんくさい男だと言われていましたが、その裏に深い愛情を感じていました」
弔辞の後に鈴が満面の笑み。

塩軍団を代表して、厨房にいたこともある赤津が登場、やはり怪我をしていた。
「僕のこと覚えていますか」

鈴「最後に、克子と福子もなんかしゃべって」

克子「武士の娘が生きている間に葬式考える?でも案外良かったのかも。
本当の葬式だったら、私はきっと泣いてばかりで何も言えんかった。
歳をとってお母さんに似てきたかも。お母さんの娘で良かった」

福子「私は咲姉ちゃんの代わりになろうと頑張ったけど、できなかった。
一番困らせたのは、萬平さんと結婚したいって言った時やろう。
なんだかんだ言って萬平さんを受け入れてくれました。
苦労をかけてばっかり。山あり谷ありの私達を文句言いながら、いつもいつもそばにいてくれた。心の底から感謝しています。ずっと今のままのお母さんでいてください」

鈴「福子、克子もありがとうねえ。今日は本当に良かった。集まってくれたみなさんに、心から感謝します」

萬平「僕からも一言言わせて下さい。福子が苦労かけてと言ってましたが、それは全部僕のせいです」
鈴「終わったことだから」
萬平「まだ終わっていません。でも、僕には信頼できる仲間がいます。福子を産んでくださったこと、結婚を許してくださったことに感謝します」
鈴「はい、ありがとう。萬平さん」
鈴の生前葬は、いい雰囲気で無事に終わった。

第150回

ビールを囲んで萬平と福子「いや、生前葬って終わってみるといいもんだな。最初から賛成していた幸や源は、あんなにいい式になるってわかっていたのかな」
福子「ただ面白がっていただけですよ。今何かが頭に浮かんだような気が。なんやろ」

翌朝、鈴は「もうすっきりした。私はこれからは観音様になります」
幸「おばあちゃん表情が柔らかくなった」

幸「まんぷくヌードルは、学生にとったら楽チンこの上ないないわ」
福子「ああ、そうや。今はっきりわかりました。若い人に売り出したらどうでしょう。頭の柔らかい若い人たちです」
鈴「私の頭が硬いって言うの?」皆無視。
萬平「たしかに、福子の言う通りだ」

源「大学に自動販売機を置いてもらったらどう?」
萬平「歩行者天国、ここでまんぷくヌードルを売ろうと思う。狙いは若者だ。自由の象徴だ」
珍しく世良も賛成「ええところに目をつけたな。これは大変なことになるで」

福子と鈴は克子の家に来て、歩行者天国の話題。
名木「面白そうですね。でも失敗したら、パッケージのデザインのせいだ」と不安を口にした。
タカ「観音様」(なんか言うてやって)
鈴「そんなことないわよ、名木さん」

歩行者天国で販売する許可も得た。
掃除係も用意する。
容器のゴミがあると、イメージダウンにつながるから。
「社運がかかってますから」

タカが神部に「わたしにも手伝わせて。大介がお腹にいて、まんぷくラーメンの時は手伝えなかったから」

パーラー白薔薇
しのぶ「福ちゃんの周りではほんまいろんなことが起こるのね」
アキラ「面白い人生など存在しない。人生を面白くする人間が存在するだけや」
しのぶ「福ちゃんだから面白い人生になっているのかも」
アキラ「僕の名言や」
しのぶ「ほんまにあんたが考えたのか?」
間を置いて「ええこと言うわ、あんた。惚れ直したわ」
2人は抱き合った。
福子「おー、良かった」

幸「大学でたくさん宣伝しておいたから」
福子「萬平さんと幸はこの間までケンカしていたのに」
源「おばあちゃんの生前葬のおかげや。あれでみんなが優しい気持ちになれたんや」
萬平「たしかにその通りだ」

源「歩行者天国でのまんぷくヌードル販売を成功させてください。観音様」
鈴「ウフフ」

寝室で萬平は「ありがとう、福子。歩行者天国のアイデアを。お前のおかげでここまできたと思っている」
さらに「実はな、福子、まんぷくヌードルが売れるようになったらしばらく仕事を休もうと思っている。旅行へ。1か月または2か月外国へ行こう」
福子は喜んだ「うん、行きましょう」
萬平「でも、その前に歩行者天国だ」

ついにその日がやってきた。

第151回

歩行者天国の日がやってきた。
スタッフは緑のジャンパーで統一した。
真一と森本は社で、鈴と幸は自宅で待機。
克子、忠彦、大介も自宅で吉報を待った。
「福子がおったら大丈夫」

名木は彼女とパーラー白薔薇で「怖くて見に行かれへん」
鈴は「お願いします」と何度も祈っていた。
そんな中、福子から電話・速報だった「みんながまんぷくヌードル食べてくれているの」
若い人たちが大勢食べてくれている。
お湯がなくなるぐらいだった。

みんな100円で食べてくれて、大繁盛。
パーラー白薔薇で見ていたニュース映像にも、萬平や福子の姿も映った。

そして、用意したヌードルは完売となった。
萬平「今日は我々にとって記念すべき日だ。本当にありがとう」と、スタッフをねぎらった。
終わってからのゴミ拾い。
福子は容器に向かって感謝を伝えた。

夜のニュースでも、歩行者天国が報じられ、まんぷくヌードルを食べ歩きする人たちが映された。

幸「私たちの世代にはファッションになったのよ」
萬平「それに気づかせてくれたのは、お前たちだ」
鈴「ダメよ浮かれちゃ、いいことの後には悪いことがあるのよ」
鈴の不安は的中・・・しなかった。
まんぷくヌードルは大ヒット商品となった。

萬平「60にもなってまんぷくヌードルを作ることができたのはお前がいてくれたからだ」
福子「せやけど、これで終わりではないですよね。まだまだ続くんですよね、萬平さんだから」
萬平「うん、お前がいてくれれば」
福子「わたしはずっと萬平さんと一緒です

社長室で真一が「ほんまに尊敬します。萬平くんに出会わせてくれた縁に心から感謝します」
萬平と握手して抱き合った。
神部「萬平さんと出会えたことは、ぼくの人生の宝です」
萬平「お礼を言いたいのは、僕の方です。
ありがとう、真一さん、ありがとう、神部くん。
実は2人に伝えたいことがある。神部君は、役員として真一さんを支えてくれ」

克子の家で
「旅に出る?」
福子「2人で世界の麺を食べに行こうと思うのです」

萬平と世良はラーメン屋台で
「会社は大丈夫です。信頼できる仲間がいるから」
「次の商品のために?大したもんや、大好きや」

春になり、マレーシアからの福子の手紙を読む鈴。
「まったくいくつになっても変わらないねえ、咲」

忠彦は、萬平と福子の2人の絵を描いて、それを克子が見つめている。

タイバンコクで萬平と福子は麺を食べている。
「辛い」
「ほんまに世の中には色々な麺があるんですねえ」
「辛い」
2人はひっついて美味しそうに海外の麺を食べていた。


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ついに完結してしまった。
僕の脳は、まだ翌週もあると勘違いしたままだと思われる。
寂しくなるのは、しばらくしてからだろう。

まったく想像つかない「着地点」だった。

売れ行きが伸びないまんぷくヌードルの転機は想定と違った。
あさま山荘事件の時に待機していた機動隊員の食事になったというエピソードでも引っ張り出すかと思っていた。

ヌードルのデザインをなぜ弟子にと思ったが、ちょうどターゲットを若者にシフトチェンジしたから、結果的には良かったのだろう。
弟子がいずれ振られると思っていたが、僕が「まんぷくヌードルのデザインをした」とでも言って彼女をびっくりさせたのだろう。

前回予告編で鈴の葬式の模様が映し出されたので、てっきり一足先かと勘違いしていた。
生前葬でみんなが優しくなるという効果を生んだ。

パーラー白薔薇の2人も、最後まで福子と萬平を応援してくれて感じ良かった。
ホッとする場所だった。

さわやかなエンディングだった。
英語を忘れていない福子だからこそ、海外に行っても楽しいことだろう。

萬平の、物事に対して諦めない姿勢、仲間を信じること、仲間は萬平や福子が困っていたら助けるところなどがとても勉強になった。


前回の「まんぷく」記事はこちら(2019年3月25日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12449438800.html

では、明日。