僕とIMさんとで神田駅東口集合
先輩は、サプライズさせようと店を事前に教えてくれなかった。
駅で「高級だよ」のヒント、店まで付いて行くだけだった。
店の名前はぼたん
明治30年からやっている老舗の鶏すき焼き屋。
店名は、洋服のボタン屋だったことから。
当時の神田須田町は、繊維問屋が多かったようだ。
いかにも戦災を免れた昭和からの建物
東京都選定歴史建造物
IMさんいわく、「千と千尋の神隠し」で出て来そうな旅館
予約は4名からなので予約できなかったが、待たずに入れた。
1階に通されそうだったが、OK先輩は何回も来たことがあり、2階の大広間にしてもらった。
下はやや狭めだそうだ。
12月は宴会でビッシリだが、ちょうど梅雨前のこの時期がほどほど混んでいて、涼しくて最適と思われる。
下足番の人もいて、ホール担当の女性はお着物。
OK先輩は1990年から来ていて、接待でも使ったことがある。
昔はうるさいオバちゃんがいたが、しばらく前に引退している。
かつての名物女将を知らない店員も増えて来た。
大広間に上がると、小さいちゃぶ台がきれいに並んでいた。
広々して、座席間は余裕があった。
▼キリンビール大瓶・枝豆付き 800円
席に着いたらすぐに鶏すきのセットが届いた。
備長炭と鉄鍋が運ばれてきてビックリ。
専用の男性が運んで来た。
「銅板が熱いので気をつけてください」
室内でガスなし？
こちらの方が美味しいから、ガスに出来ないようだ。
▼ちゃぶ台2つの間にコンロをガッチャンコ
▼出番を待つ鶏すき焼き
スタートは店員が並べてくる。
軽く焼いてから、割り下を入れて煮込む。
後は「大丈夫ですよね？」
炭だと火のコントールが出来ないから、お客の回転が早いそうだ。
鶏もも、レバー、はつ、様々な部位が入っている
シラタキとレバーは隠れていた
鶏肉を薄く切ってあるのが絶妙
割り下は甘辛くて、味がしっかりしている
かといってしつこくない
料理好きなOK先輩は、自宅でチャレンジしてみたが、なかなか再現できないそうだ。
卵はあまりかき混ぜないのが通だとのこと。
▼冷酒・クールチェリー（300ml）1000円
まもなく引退されるOK先輩は、年内はゆっくりして、年明けから軽く働く。
資格がある人は強い、その気になればすぐに見つかるだろう。
遠近両用のゴーグルを買って、プール通いを予定している。
20年ぐらい前、店でキリンビールのCMの撮影があった。
▼つみれも団子状に1個ずつに分けてくれた
IMさんが言った「追い玉」
OK先輩がえらく気に入った
OK先輩の自宅は玄米の状態で買って、精米していると言う。
奥さんは地元のパン屋で働きだした。30年ぶり。
次に狙っているのは、有機ELテレビ
斜めからでもよく見えるようだ。
▼お新香
キャベツのコールスロー風
▼おひつでご飯
最後の具と玉子とじ
「余熱でどうぞ」
インスタグラムを始めたIMさんも撮影
鍋から外して皿の上
よそってミニ親子丼も美味しかった
残すまいと思って、僕は3杯目も食べた
最終入場は20時まで、周りの無人のちゃぶ台は片付けられた。
▼最後にメロン
僕たちはメロンは「どんなことがあっても食べる」世代
メロンはともかく、バナナも昔は高級品
下足番の大ベテランは、ちゃんと靴を覚えていて、僕たちが玄関に来た時にはちゃんと靴が並べてあった。
近所のS藤さんは、神田に行ったら蕎麦屋の松屋と藪そばをハシゴしたいと言っていたが、この2店は本当に近いことを知った。
あんこう鍋のいせ源もすぐ近く。
OK先輩、IMさん、ありがとうございました。
住所：千代田区神田須田町1-15
前回のOK先輩とのレバンテの記事はこちら(2017年5月2日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12270348269.html
では、明日。