最近仕事上の精神的疲労からだんだんマスメディアをチェックしなくなってきた。昨日のように特定の企画モノは録画してでも見るし、天気予報は好きなキャスターのを何回も時間をずらしてでも観るのは好きだ。

ただ定期的に30分以上の番組をずっとチェックしている事は殆どない。まあ昼過ぎのラジオ番組を息抜き程度に数十分聴くことはあるか、競馬番組をBGV的にチェックしている位。本当の意味で心が病んでいるのだと思う。

そんな中、余程な事がない限りここのところ毎週欠かさずに聞いているのが、ラジオNIKKEIの『ミュージックライフ・サンデー』だ。番組自体はかなり前から放送しているし、MCの(番組では請負担当と言っている)佐藤泉アナウンサーだってこの番組を4半世紀以上は喋り続けている。

競馬ブーム全盛の頃はよく聴いていた番組だが、暫くのブランクがあって最近また聴き始めた。それと同時に以前も書いたけど実況ツイートも始めた。そのきっかけはやはり対角線上にある『しゃべってしゃべって』との比較におけるAKBグループと新潟系ローカルアイドルの楽曲のリクエストの多さだろう。

前置きが長くなったけど、その新潟系の先頭を走るNegiccoが今日の日本テレビ系情報番組『ZIP』の『チューモーク』コーナーで振り付け師・竹中夏海さんが紹介する形で取り上げられた。但し竹中さんは実際にNegiccoの振り付けをしている訳ではない。単なるアイドル大好きな目線での紹介だった。何しろ振り付けはNegiccoの3人が自分達でしているからだ。

番組の後でTwitter上にリンクされていた、ファンが編集したであろうこれまでの歴史を振り返る映像を見て衝撃を受けた。元々期間限定ユニットから継続してイバラの道を歩んできた事は知っていたが、今のT-Palette recordsと契約するまでが想像以上の苦労があったようだ。

ファンだった1人が無償での楽曲提供&プロデュース、最初こそ全国組織でのCD販売だったのが地元レーベルになりイベントやネット通販でしか販売出来なくなったり、メジャーへのきっかけを掴みかけたら大人の事情で立ち消えになったり、メンバーの脱退があり現メンバーも進路・方向性に悩みが起きたりとかなりな苦悩が窺える。

一時期その方向性で目標になったPerfumeは母体となったタレントスクールがしっかり現存するからまだいいが、Negiccoにはその母艦が今はない。だけど今はPerfumeが初めて東京でワンマンライブを行った会場で定期公演をするようになった原動力はやはり自分達でプロデュースを出来る力があるという事だろう。

今プロレス等でも盛んに選手プロデュース興行が行われているけど、自主プロデュースを出来る力をつける事は、やがて大きな自信にもなるし将来大きく収穫として跳ね返ってくる。それが出来るからこそ、Negiccoが結成10年を経過してようやく実りを迎えつつあるのだと感じた。

今ではRYUTistやAngelGeneration等が彼女達の後を追って新潟から全国へ目指している。昨日発売されたNegiccoの新曲『ときめきのヘッドライナー』は初動チャートが自己最高との話だがまだ首都圏のいわゆるライブアイドルより下という話も聞く。この日曜日まで首都圏でのプロモーション活動もあり、一度は参戦しようと思っている。

そんなNegiccoの目標はアイドルなら誰もが思う日本武道館の単独ライブだそうだが、個人的にはRTYTistが『草原』や『田んぼ』と新潟の自然を目標のステージに据えているなら、是非Negiccoには東北電力ビッグスワンスタジアムという新潟最大のスタジアムでのライブを目標にしてほしいものだ。