実際に太陽光発電は停電の時に役に立つか
こんにちは、かーずです。
太陽光発電って、停電時に絶大な力を発揮する
かなりの人たちがそう思っているのかもしれません。
「うちは太陽光発電を入れているから、昨日停電があったことさえ気づきませんでした。」
っていう言葉が聞こえてきそうですが、実はそんなことは絶対にありません
太陽光発電は、停電しても休まず発電するというイメージがありますが、実は、停電時は太陽光発電のパワーコンディショナーも停電してしまいます。通常の状態では、パワーコンディショナーは家庭用電源から電源を供給されています。なので停電すると、必ず一度はパワコンは停止します。
これが何を意味するかというと、パワーコンディショナーが停止する、つまり、停電時は太陽光パネルからの電力供給もストップするということなんです。そして必ず停電になります。
だから、周りの停電に気づかないってことはありえないんですね。
それじゃあ、停電時に電力が使えるっていう説明は嘘なのかってことですが、嘘ではなく、実は停電時にだけ使用するコンセントがあるんです。
電力モニタの横についているコンセントがそうです。
実は、停電時はこのコンセントからのみ電力が供給されます。だからそれ以外の部分、例えば照明とか冷蔵庫とかはすべて停電してしまうわけです。
しかも、停電したからといって自動でこのコンセントに切り替わるわけではなく、手動で「自立運転モード」に切り替えなくてはならないので操作方法が分からない人だといざ非常時となっても使えないわけです(簡単ですけどね)。
また、停電から復帰したら今度は手動で「連携運転モード」に切り替えないと、いつまでも自立運転を続けます。つまり、待っているだけでは何時まで経っても売電ができないんです。
だから、電力会社のメンテナンス時など、停電や復帰を繰り返すような場合には、設定を元に戻すのを忘れることもありますので、むしろ使わない方が無難です。
さらに厄介なのが、自立運転中に夜になり、停電から復帰した場合、「自立運転モード」から「連系運転モード」への切り替え自体ができなくなるため、翌朝太陽が上ったあと、「連系運転モード」に戻す必要があります。
これは不便ですよね。普段やらない操作ですから、朝になったら絶対忘れてて、そのまま仕事にいったりしますね。
さらには、1500Wまでしか使用出来ないですから、使用できる機器はかなり限られてきます。テレビとか携帯充電とか必要最小限の機器のみに限定されます。
そもそも、そんな位置にコンセントがあってもすごく使いづらいです(我が家の場合です)。
関連記事:自立運転コンセントの設置場所は予め業者と調整して使い易い場所に設置しましょう
このように、停電時の太陽光発電って、とても使い勝手が良いとは言えないんですね。
役に立ちそうなシチュエーションとしては・・・
1 停電が数日に渡るとき
2 かつ晴天である
くらいなものでしょうか。
と、いうことで停電時に太陽光発電システムが大活躍する場面はそれほど多くはないんじゃないか、というのがかーずの「個人的な」意見です。
ただ、災害時になれば話は変わってきます。
たった1500wといえども、ライフラインが途絶えた状況で電気が使用できるということはかなりのメリットがあります。
1500wあれば、テレビ、ラジオをつけて、ケータイの充電をしてもまだ余るほどあります。
使い切れない分はインバーター搭載の非常用ポータブル電源に蓄えておけば、夜電力を取り出して使うことができます。
そうすれば、暗闇に明かりをともすこともできるし連絡手段(ケータイ)、情報収集(ラジオ等)も確保できる。それだけで全然安心感が違いますよね。
まあ、そんな非常事態はそうそう起こるものではありませんが、備えあれば憂いなし。いつか役に立つかもしれません。
以上、停電時における太陽光発電の利便性についてちょっと書いてみましたが、停電時の非常電源として期待している人たちにとって、ちょっとだけがっかりな話だったかもしれません。
それから、お断りしておきますが、今回書いたことは各メーカー共通のことで、シャープに限ったことではありません。多分この仕様は、メーカーが決めているのではなく電力会社とか法律などの制約によるものだと思います(そこまでは調べがついていませんけど)。
今後、各メーカーはちょっとした停電時にも迅速に対応出来るスマートな太陽光発電システムを開発してくれることを期待します。
参考になったと思った方は、1クリックしていただけると励みになります!
太陽光発電関連のブログが多数登録されていますので、参考になると思います。

にほんブログ村
太陽光発電って、停電時に絶大な力を発揮する
かなりの人たちがそう思っているのかもしれません。
「うちは太陽光発電を入れているから、昨日停電があったことさえ気づきませんでした。」
っていう言葉が聞こえてきそうですが、実はそんなことは絶対にありません

太陽光発電は、停電しても休まず発電するというイメージがありますが、実は、停電時は太陽光発電のパワーコンディショナーも停電してしまいます。通常の状態では、パワーコンディショナーは家庭用電源から電源を供給されています。なので停電すると、必ず一度はパワコンは停止します。
これが何を意味するかというと、パワーコンディショナーが停止する、つまり、停電時は太陽光パネルからの電力供給もストップするということなんです。そして必ず停電になります。
だから、周りの停電に気づかないってことはありえないんですね。
それじゃあ、停電時に電力が使えるっていう説明は嘘なのかってことですが、嘘ではなく、実は停電時にだけ使用するコンセントがあるんです。
電力モニタの横についているコンセントがそうです。
実は、停電時はこのコンセントからのみ電力が供給されます。だからそれ以外の部分、例えば照明とか冷蔵庫とかはすべて停電してしまうわけです。
しかも、停電したからといって自動でこのコンセントに切り替わるわけではなく、手動で「自立運転モード」に切り替えなくてはならないので操作方法が分からない人だといざ非常時となっても使えないわけです(簡単ですけどね)。
また、停電から復帰したら今度は手動で「連携運転モード」に切り替えないと、いつまでも自立運転を続けます。つまり、待っているだけでは何時まで経っても売電ができないんです。
だから、電力会社のメンテナンス時など、停電や復帰を繰り返すような場合には、設定を元に戻すのを忘れることもありますので、むしろ使わない方が無難です。
さらに厄介なのが、自立運転中に夜になり、停電から復帰した場合、「自立運転モード」から「連系運転モード」への切り替え自体ができなくなるため、翌朝太陽が上ったあと、「連系運転モード」に戻す必要があります。
これは不便ですよね。普段やらない操作ですから、朝になったら絶対忘れてて、そのまま仕事にいったりしますね。
さらには、1500Wまでしか使用出来ないですから、使用できる機器はかなり限られてきます。テレビとか携帯充電とか必要最小限の機器のみに限定されます。
そもそも、そんな位置にコンセントがあってもすごく使いづらいです(我が家の場合です)。
関連記事:自立運転コンセントの設置場所は予め業者と調整して使い易い場所に設置しましょう
このように、停電時の太陽光発電って、とても使い勝手が良いとは言えないんですね。
役に立ちそうなシチュエーションとしては・・・
1 停電が数日に渡るとき
2 かつ晴天である
くらいなものでしょうか。
と、いうことで停電時に太陽光発電システムが大活躍する場面はそれほど多くはないんじゃないか、というのがかーずの「個人的な」意見です。
ただ、災害時になれば話は変わってきます。
たった1500wといえども、ライフラインが途絶えた状況で電気が使用できるということはかなりのメリットがあります。
1500wあれば、テレビ、ラジオをつけて、ケータイの充電をしてもまだ余るほどあります。
使い切れない分はインバーター搭載の非常用ポータブル電源に蓄えておけば、夜電力を取り出して使うことができます。
そうすれば、暗闇に明かりをともすこともできるし連絡手段(ケータイ)、情報収集(ラジオ等)も確保できる。それだけで全然安心感が違いますよね。
まあ、そんな非常事態はそうそう起こるものではありませんが、備えあれば憂いなし。いつか役に立つかもしれません。
以上、停電時における太陽光発電の利便性についてちょっと書いてみましたが、停電時の非常電源として期待している人たちにとって、ちょっとだけがっかりな話だったかもしれません。
それから、お断りしておきますが、今回書いたことは各メーカー共通のことで、シャープに限ったことではありません。多分この仕様は、メーカーが決めているのではなく電力会社とか法律などの制約によるものだと思います(そこまでは調べがついていませんけど)。
今後、各メーカーはちょっとした停電時にも迅速に対応出来るスマートな太陽光発電システムを開発してくれることを期待します。
参考になったと思った方は、1クリックしていただけると励みになります!
太陽光発電関連のブログが多数登録されていますので、参考になると思います。

にほんブログ村