モジュール出力よりパワコン出力が低いけど大丈夫? | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

モジュール出力よりパワコン出力が低いけど大丈夫?


これはかーずが太陽光発電の導入に際して、業者さんと見積り内容の調整を重ねていた時の疑問なんですが、モジュールが5.12kwに対してパワコンが4.5kwという見積りが出てきたんですね

これって、仮に5kwh発電したとしても、4.5kwしか使えないってことになるわけだから当然疑問に思いますよね

たぶん、この疑問を抱いた人って結構いるとおもうんです。なので、今回はそれについて1ユーザーとしての意見を書こうと思います。


その時の業者さんの回答はこうでした

「5kwのモジュールを付けても実際に安定的に発電するのは4kw(8割程度)がいいところ。瞬間的に4.5kwを越えることはあるかもしれないが、ほとんど無視できる発電量です。だから大丈夫です。」

でも、この説明を聞いても、その時はかなり不安でした。4.5kwhを超える電力を頻繁に捨てるようなことになったらどうしようって。


で、ネット上をいろいろ調べたら、サンヨーの5.25kwのシステムで5.2kwも発電していたり する方もいて、さらに不安になったものです叫び


でもね、結論を言いますと、シャープの場合、パワコンより多少多めのモジュールを積んでもOKです。多少という言い方は曖昧なので数値で言います。シャープによると確かパワコンの出力×130%までOKだそうです。

もちろん130%に近づけば近づくほど切り捨て分が多くなるのでオススメできませんが、120%位までならほとんど影響はないと思います。


これは何もシャープの性能が悪いと言っているわけではありません得意げ
どのメーカーも多かれ少なかれ、ロスが必ずあるんです。サンヨーのHITだって、注意書きにそのことは明記されています (最後の方にこんな感じで小さく書かれています)。
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実際、かーず発電所の実績(半年しかありませんが)からもそれは概ね証明されています。
かーず発電所はモジュール5.12kwですが、発電が盛んな夏場でもコンスタントに4.5kwを超えることは殆どないんです。最高に天気がよくて一時的に4.5kw以上に発電量が上がったとしてもそれはわずか数秒のことで、今度は逆にモジュールの温度上昇等の影響で発電量自体が落ちてしまうからです。そして最終的に発電量は4.2kw~4.3kwあたりに落ち着きます。

ちなみにかーず発電所は南向きで南中時には影の影響も一切ありませんので、性能は十分にに発揮している方だと思います。その上で安定時の発電量が4.3kwということは、モジュール性能の20%位はどうしてもロスが出てしまうということだと思います。

だから今ではパワコンは多少小さくても大丈夫と思えるようになりました。


たしかに、モジュール容量以上のパワコンをつけていれば安心感はあります。だけど、その分設備投資額はプラス数万円~十数万円になります。それに対して小さめなパワコンをつけても切り捨てられる発電量はごくわずかです。


そう考えると、必要以上に大きいパワコンをつけるメリットはほとんどないと思えないでしょうか。かーずはそう思います。
あ、でもこれはシャープでの話であって、サンヨーのHITやCIS系のモジュールなど、発電能力が高いモジュールについてはよくわかりませんのでご了解を(汗)


ちなみに、シャープのパワコンは4.5kwタイプでも実際には4.7kw位までは変換してくれてます ので、能力的には仕様より多少多めの設定がされているようです。

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まだ余力が残っているかもしれませんが、それはもう少し時間がたてばわかるでしょう。


それでは~