太陽光発電 温度抑制の謎解決? | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

太陽光発電 温度抑制の謎解決?

8月15日の記事で、モジュールの温度上昇のため、発電量が抑制されてしまっているという記事を書きましたが、この記事に対して、BOWさんという方から頂いたコメントをきっかけにいろいろと調べたてみたところ、原因がモジュールの温度上昇によるものではなく、パワコンの温度上昇によるものだとわかりました。

しっかりマニュアルに書いてありました。

この現象は、「温度上昇抑制機能」という機能で、マニュアルの説明をそのまま引用すると、「パワーコンディショナの内部の温度が高くなった場合に、パワーコンディショナの出力を一時的に抑えている状態です。」とのこと。マニュアルはちゃんと読みましょうって感じですね。

ちなみに、我が家の現象はBOWさんがご指摘された「電圧抑制」とは別の現象であることもわかりました。こちらもマニュアルに載っていて、説明をそのまま引用すると、「運転中に電力会社から供給されている電気の電圧が高くなった場合に、パワーコンディショナの出力を一時的に抑えている状態です。」ということです。

BOWさん、本当に勉強になりました。ありがとうございます!

ということで、今までモジュールの温度上昇によるものと思っていたのは実はパワコンの温度上昇によるものだったのです。

てことは、今のパワコンの設置場所がまずかったってことになる?

ちなみに現在のパワコンの設置状況はこんな感じ。
シャープサンビスタ太陽光発電システムパワーコンディショナ写真1
下に見えるものは冷蔵庫です。

設置前、業者にパワコンはどこに設置しますかと聞かれた時、あっても気にならないスペースが冷蔵庫の上で、「他の客も冷蔵庫の上に設置する人は多いが、特に問題となった例はない。」との言葉に何の疑問を持つこともなく決定したのですが、今となってみると、確かにこの状態だと換気状態が良くないように思えます。

外は快晴、もしやと思ってモニターを見てみるとやはり「温度抑制」の文字が点滅し、発電量が3.5kw程度に抑制されていました。

実際パワコンを触ってみたら、ものすごい熱。そしてものすごいファンの音。さらには冷蔵庫の上部にはパワコンの発熱に加え、冷蔵庫自体の発熱も加わり、相当な熱がこもっていて、冷却のために轟音を響かせているファンも温まった空気を吸いこんでいるだけになっており、ほとんど冷却効果がないようです。

本当にこれが原因だとすると、解決方法はただ一つ。パワコンの上部に天井換気扇を取りつけ、こもった熱を取り除くこと。


だけど、本当にこれで解決するのかどうか検証が必要。ということで簡単な実験をしてみました。

それは、名付けて

「扇風機の風を直接パワコンに当て、パワコン周辺の空気の入れ替えをやってみよう。」実験!

早速やってみました。
シャープサンビスタ太陽光発電システムパワーコンディショナ写真2

単純に扇風機を置き、吸気口に新鮮な風を送り込むというシンプルな実験です。風量が少ない卓上扇風機ですが、効果のほどはと言うと、想像以上でした。

今まで発電量が4kwを超えると、数分以内には「温度抑制」となっていたものが、4kwを超えた状態でも安定的に出力を保てるようになりました。

その後、30分程度じっと観察していましたが、一度も「温度抑制」現象は起きませんでした。

残念ながらその後は雨が降るなどで、発電量が2kw程度に落ちてしまったため検証が続行できませんでした。

この実験の続きはあす以降に持ち越しです。