半農半ラジオ + 半記者 ~ 雑誌ライターという新しい仕事 | 島くらしの手帖 瀬戸内海・周防大島編

半農半ラジオ + 半記者 ~ 雑誌ライターという新しい仕事

農業とラジオディレクターの仕事に加え、

この春から、雑誌の記事を書き、写真を撮る仕事がはじまった。

岩国市、柳井市、周防大島町という超ローカル誌「くるとん」。

年4回の発行(をマイペースで目指している)雑誌の最新号

第47号「賑やか愉快な人の里 周東町特集」がつい最近発売になった。



「くるとん」とはスープにのってるあれのことだが、

もともとはフランス語でパンのことで、

主食であるパン、「生活の糧」という意味がある。

「読者のみなさんにとっての生活の糧、くらしを豊かにする何かでありたい」

そんな思いでつくられている。

対象となる岩国市、柳井市、周防大島町の情報が満遍なく載っている

いわゆる情報誌的なものではなく、

岩国市、柳井市、周防大島町の中のさらにピンポイントのエリア、

今回で言うと「周東町」のディープなところに迫る一冊。

たとえば、東京だったら、六本木だけを対象にした雑誌があるとして、

今回は芋洗い坂特集!一冊まるまる芋洗い坂しか載ってないみたいなディープさ。

でも、なんだか、これはアリそうだから、余計にわかりにくいか。

2号前の「周防大島特集」で取材していただいたことがきっかけでもあるが、

その時、取材対象として編集長にプッシュしてくれたのも、

記者としてプッシュしてくれたのも周防大島の写真家で詩人の西山喬くんだった。

ありがとう。

東京でのラジオの仕事をやめて、田舎で農業をはじめるという時、

何か副業をと考えると、もうラジオをすることは無いと思っていたから、

文章を書くことで収入を得られたらというイメージはあったんだけど、

そんな簡単にそんな仕事が舞い込んでくることは無かった。

地域おこし協力隊の任期終了間際にはじまったラジオの仕事と

任期終了直後にはじまったライターの仕事。

農業を中心に、我が家の生活の糧になった。

これまでも文章を書くことでお金をいただいてきたけれど、

写真がお金になるのははじめてのこと。

もちろん、写真だけでいただけているわけではないし、

文章とのバランスがいかなるものか、編集長も考えてはいないだろう。

思い起こせばの、実はの実話。

僕は高校1年生の1年間だけだったけど、写真部だった。

白黒写真のフィルムを現像するところから写真を焼きつけたり。

そのころは、日芸の写真科を目指して、将来は写真家に・・・

みたいなことを考えていたりもした。その1年間は。

2年生になってすぐ、とあるきっかけでやめてしまってからは、

写真家みたいな思いも、写真を撮ることもすっかり無くなった。

当時、かなり高価であったであろう一眼レフを買ってくれた親に感謝。

その時のことと、今回のことは、まったく関係無いんだけど。

「写真」のところに「三浦宏之」のクレジットを見ると

くすぐったくも、すごくうれしい。

書店に並ぶ「くるとん」も今まで見てきた「くるとん」とちょっと違って、

身体の内側のヒダヒダがゾワっとするような、やっぱりくすぐったい。

「くるとん」は、岩国市、柳井市、周防大島町、その他周辺の書店、コンビニにて。

また、「くるとん」のホームページでは最新号もバックナンバーも購入可能。

定価840円で、送料無料でお届けします。

http://www.crouton.jp/

さて、昨日は一反の田植えを終え、今日ももう一反の田植え。

本業、がんばる。



スニーカー田植え体験会は、6月25日(土)26日(日)。

この写真は、去年「くるとん」に取材してもらった時のもの。