僕が高校生の頃だったかなぁ
歌舞伎役者の「襲名」のニュースを見て、
その意味を親に尋ねたことがありました
先人の名跡を継ぐことだとは分かりましたが、
なぜ「襲」という字を使うのか、合点がいきません
辞書を引くと、襲は「かさね」とも読むと書かれていました
十二単のように衣を重ねていく意味から転じて、
師の名に歴史を積み重ねていく意味になったようです
衣といえば、こんな逸話があります
貧窮した男を見かねた親友が、男の寝ている間に
衣の裏に宝の珠を縫い付けて立ち去った
だが男は気付かないまま苦しい生活を続ける
やがて親友との再会の折、
男は衣の裏にある宝の存在を告げられ、歓喜した
宝は全ての人に具わっています
最高の宝は、あなたの中にあるのですよ
苦悩に沈む人々を「あなたこそ宝の人」と励まし、
幾重にも希望を育んだ歩みを送りたいですよね
「僕こそ私こそ、宝の人!」という希望を
心に重ねていきましょう
一人一人に希望の力を送りながら