人通りが少ない路傍にタンポポを見つけました
誰もが見上げる華やかな桜に負けまいと、
足元で懸命に”春の到来”を告げている一輪の花が
いとおしいです
タンポポはアスファルトの隙間や崖など、
あらゆる場所で可憐な姿を見せます
その秘密は地中深く伸ばした「根」にあります
長いものでは、1㍍に達するものもあるといいます
花が咲いた後の綿毛は風に乗り、
土さえあれば、その場所に根をおろし、
再び花を咲かせていく
タンポポの英語名は「ダンデライオン」
語源はフランス語で、”ライオンの歯”という意味です
ギザギザの葉が、それに似ていることから
付けられたといいます
「踏まれても/踏まれても/なお咲く/
タンポポの笑顔かな」───
華やかな場所でなくとも、誰が見ていなくとも、
凛と咲く小さな花
その姿は、”たくましく生き抜け”と、
私達に呼び掛けているようです