例えば、仕事や勉強で疲れて、やっと家に帰ったとたん、
「遅いじゃないか!今まで何をやってたのか!」
と怒鳴られたのでは、誰だって嫌になりますよね(笑)
家に寄り付かなくなってしまいます
荒々しい現実社会においては、
競争と緊張はやむを得ません
エゴのぶつかり合いもあるでしょう
しかし、いったん”家”に戻ったら、
伸び伸びとくつろぎ、笑い、生命の栄養をとって、
再び明日への活力が出てくるように、
心をくだくのが家の役目なのです
苦しい時も、喜びの時も、一切を分け合っていく
これが家族です
そうすれば、苦しみは半分に、またそれ以下に、
喜びは二倍に、またそれ以上になっていくのです
「家族」を結ぶのは、命令でもありません
権威でも威嚇でもありません
情愛であり、和気であり、思いやりです
一人でも不幸な人がいれば、
家庭全体も幸せではありません
だから、一人ももれなく幸せになるように、
真心込めて、皆で守り合っていくことです
そうした人間同士の”絆”が、
真の”団結”を生むのです
権力とか権威とか、強制やしめつけ等は、
いざという時はもろいものですよ
家族のために自分がいるのではなく、
自分のために家族があるのです