アウトリーチとは、福祉分野の用語で、
英語で「手を差し伸べる」の意味
従来の福祉は、援助を求めてきた人に対応する
「申請主義」が中心だった
それに対しアウトリーチは、
自分が支援の必要な状態だと自覚していない人、
支援を受ける方法が分からない人の所へ、
援助者の方が直接出向いて、
手を差し伸べる在り方を指す
災害時においても、こうした姿勢が何より必要だろう
ただし、押し付けと受け取られないよう、
「被災者の視点」を見失ってはなるまい
時には、じっと見守ることが、
被災者の安心になる場合もある
常に心掛けるのは「相手の側に立つ」ことだ
熊本地震の生活再建への戦いは、
これから本格化する
「被災者」といっても、一人一人に
生きてきた人生があり、思いがある
「誰も置き去りにしない」との誓いに立って、
励ましのネットワークを、
しなやかに広げていきたい