自宅の近隣で月に一度、「コミュニティ広場」
という催しが開かれている
人と人との繋がりを強くしよう、
まずは茶飲み話から、と数カ月前に始まった
住民有志が作った場で、参加は自由
しかし、参加者は70、80代の人生の大先輩
先日、たまたま横を通りかかったら、
「こっちきて、座り!」という元気な声
もっぱら熊本の被災地の様子や防災が話題だった
聞いていて驚いた
「Aさんは、両足が悪いから、
誰が駆け付けたらいいいか」など、話が具体的だ
さすがは、幾多の困難を乗り越えてきた
大先輩達である
皆が、同じ言葉を口にした
「他人事やない」
そこには二つの意味が含まれていた
震災に遭った人のことを、
我がこととして心配する心
そして、災害への備え等、今後の自らへの戒めである
最近、様々な支援や防災の現場で、
「他人ごと」ではなく「自分ごと」
とする大切さが強調される
同苦の心、そして社会の問題を自身の課題として
取り組む使命感
「自分ごと」の社会を、足元から作ることの大切さに
気付かされたひと時だった