以前、住んでいた隣に、夫婦と幼い男の子2人が
暮らしていました
しかし家庭不和で、妻が1人の子を連れて
家を出てしまいました
夫は残された息子のために朝晩の食事を工夫するが、
幼稚園の弁当までは、とても手が回らない
「皆で、なんとかせんと」
近所のお母さんはお母さん仲間と相談し、
交代で弁当を作ることにしたのです
最近、そのお母さんの娘さんが、
ばったりその息子さんに会ったそうです
「お母さんたちがお弁当を作ってくれたおかげで、
肩身の狭い思いをしなくてすんだ。
とてもありがたかった」
「私自身が忘れかけていたことなのに、
何十年も覚えてくれて」───
お母さんは語っていました
温かい大人に触れた記憶は長く残り、
その記憶がある子供は大人になって、
他人を信頼できるようになる傾向が
特に大きいといいます
人に関わる際、特に素っ気ない反応でも、
真心と誠実な行動を貫けば、
いつか相手の心に希望の一灯がともります
それは子供だけではないと思いますよ