テレビを観ていると、懐かしい風景が
駅の改札で昔懐かしい硬い紙の切符を
カギ形に刻むハサミを入れている場面です
小学生になって運賃が必要になり、
初めて”自分の切符”を手にした当時の思い出が
よみがえってきました
今と比べれば、だいぶ速度の遅い列車に揺られながら、
”これさえあれば目的地に行けるのか”
と感激した記憶が残っています
先日、先輩に、青年時代のアルバムを
見せてもらいました
桜の木の下で十数人が並んだ笑顔の集合写真と、
無効印が押された切符を並べて貼ったページで、
先輩の手が止まった
就職で故郷を離れる際、見送りに来た仲間と
撮影したといいます
切符は”この日を忘れまい”と、
駅員に頼んで譲ってもらったそうです
カギ形のハサミが入った切符は、
どことなく、桜の花びらに似ている気がします
桜花舞う旅立ちの季節
新たな道へと歩き出す人々を応援しましょう