職業を選ぶ基準
これには三つあります
すなわち美・利・善の価値です
自分が好き(美)であり、得(利)であり、
社会に貢献できる(善)仕事に就くのが、
誰にとっても理想です
しかし、実社会は、甘くありません
例えば───
”生活ができて、社会の役に立つが、
どうしても向いていない、好きになれない”
(利があり、善だが、美ではない)
”「好き」で「人の役に立つ」職業でも、食べていけない”
(美と善があって利がない)
”「儲かって」「好き」な仕事でも、社会の迷惑になる”
(利であり、美であるが、悪である)
このように、現実には「美」「利」「善」の三つの価値は、
なかなか揃いません
それでは、どうすればよいのか
嫌な仕事から逃げないで、努力していくうちに、
必ず最後には、自分にとって
「好きであり、得であり、しかも社会に大きな善をもたらす」
仕事に到着するでしょう
それだけではありません
その時に振り返ると、これまでやってきた苦労が、
一つの無駄もなく、貴重な財産として生きてくるのです
全部、意味があったと分かるのです