ネットで溢れている情報は、検索したワードに
類するものだけが集まってきます
だから、自分と異なる考えを目にする機会が少ない
同じような考えの人だけが集まって、安心感を共有する
皆が同じ方向を向きたがる傾向は、
本を読んで視野が広がっていないからだと思うんです
活字の良さは、千数百円という値段で、
その人の人生に触れられることです
また、宇宙にも行けるし、深海や地底にも行ける
本を読んでいく過程で、
自分の考えと反対のことが出てきたり、
全く理解できないような内容が出てくるかもしれません
でも、それについて考えることができます
そんな、様々な蓄積が、何か一歩を
踏み出そうとする時、何かを決めなくてはいけない時、
どう判断すればいいのか、
考えるためのツールになるのです
その意味でも、幅広い分野の本に触れていないと、
自分の心は耕すことはできません
本屋や図書館だけでなく、喫茶店や待合室など、
町のいたるところに、本と出合える場所が
担保されている
どこにでも本がある
生活の中に本がある───
そんな状況を作り出していきたいですね